愚妹ドビーを駅まで送り、家に戻ると、丁度「ワッツ!?ニッポン」が始まったところだった。 司会は大塚範一アナウンサー。この人は歳が歳なだけに、フジテレビの中ではまともなアナウンサーだと思っていた。 しかし、私は耳を疑った。 何と「刺客」を「しきゃく」と読んでいるではないか。 「ええええ〜〜〜!?」 「有り得ねー! プロのアナウンサーがっ」 ダーリンと2人、TVの前で仰け反ってしまった。 いや、でももしかすると我々が間違っているのかも知れない、と謙虚な気持ちで、一応辞書を引いてみた。 「しきゃく、しきゃく……うちの辞書には載ってないぞ」 「当たり前よっ。そんな言葉無いってば! 普通に時代劇観てたら解るでしょうが」 と私がフジテレビに抗議の電話でもし兼ねないほどの剣幕で怒っていると、辞書を見ていたダーリンが言った。 「あ、でも『しかく』の読みでも△が付いてる……正しくは『せっかく』だって」 なぬー!! 「『せっかく』なんて聞いた事無い……知らなかったわ。私とした事が」 「うん、僕も初めて知った」 大塚アナウンサーを笑えない、非常識夫婦であった。
ところで、今気付いた事。 うちのPCだと「しきゃく」「しかく」「せっかく」いずれも「刺客」に変換してしまうんだが。 「しきゃく」で変換しちゃ駄目だろー!
|