日々是迷々之記
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朝起きたらだるくてしょうがなかった。会社に行こうとドアを開けたら一歩が踏み出せなかった。とうとう来たのである。うつだ。
家に入りもういちどパジャマに着替えて横になる。最初は心臓がどきどきしたが、だんだん落ち着いてきたので時間を見計らって会社に電話をした。
11時過ぎまで眠った。起きて家の片づけをした。それからずっと懸念だった振り込み用紙を持って郵便局へ行った。歩いてスーパーへ行く。地面からかげろうみたいなものがゆらゆらと上がってくる。
何だかなぁと思いつつもなるようにしかならないことは分かっている。母親の入院から来る自分の未来に対する行き詰まり感。なんぼ嫌でも働き続けなければいけない、給料は右から左、親戚からもっと親を大切にしろ、見舞いに行けと怒られる。
この嫌々スパイラルはいつ終わるのだろう。来月か20年後かはわからないが、早く終わって欲しいもんである。
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