日々是迷々之記
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2003年12月24日(水) 息づまり

年末とは思えないほどぽかぽかとした昼下がり、オババは突然やってきた。今日は社長と専務は一日出張。社長夫人がせこせこと大掃除の前哨戦のようなことをやっていた時だ。まぁ、ほこりっぽいのは分かるけど、観葉植物をボロぞうきんで水ぶきしたり、ああ、忙しい忙しいと独り言を言いながらどかどか歩き回るのは止めて欲しかった。

そこにもひとつ輪をかけたようなオババがやってきたのだ。話から推測するに社長のお兄さんの奥さんらしい。で、息子は30代後半で未婚。大手ゼネコン勤務だが、父親のコネがなければとても就職できなかったほど、道楽三昧のボンボンだったらしい。別にそんな情報知りたくないが、オババ達の声が大きすぎてまる聞こえなんである。

しかし、オバサンはいろんな側面で他人より優位に立ちたがる。例えば、「私は北海道の出身だから、美味しい鮭を知っている。いくら大阪で高価なモノをいただいたとしても、舌が肥えているので美味しいとは思えない。」「北海道では天然の無着色のたらこを生で食べるのが当たり前だと思ってたけど、大阪では焼いて食べるのでびっくりした。まぁ、焼かなきゃ食べられないレベルよね…。」そんな会話をエンドレスで楽しそうに交わしている。例の息子についてすら、猫なで声で「コーちゃんはお仕事忙しいから、私がしっかり相手のお嬢さんを捜してあげなきゃいけないのよ。」とかのたまっている。自分で探させろ。

こんな話を私の真後ろで3時間もされてたまったもんじゃなかった。全然仕事が進まなかったです。ハイ。

やっと5時前になりババァ達は帰ったが、わたしは残業覚悟で書類を作る。私の向かいに座っている経理のねぇさんも仕事が残っているようでもくもくとやっている。

私は、ふと、「コーちゃんってどんな人か会ったことあります?」と聞いてみた。するとねぇさんはニヤリと笑って、「(アラレちゃんに出てくる)ドクターマシリトと小泉首相を足しっぱなしにして、12時間眠らせて思っくそ寝ぐせつけたような男やで。」と言った。どんな男やねんと思いつつ私はヒーヒーと笑ってしまった。39歳マシリト寝ぐせ男と天然たらこ生食命オババ。そんな家族に嫁入りする人なんているんだろうか?

そんなこんなでやっとこさ仕事を終えたのは6時を回っていた。世間はクリスマスイブだっちゅうのに、何かぱっとしない。私は家に帰るなりビールを飲みながらまんがを読み、ゴハンも食べずに寝てしまった。


nao-zo |MAIL

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