日々是迷々之記
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| 2003年12月21日(日) |
零細企業事件簿・誘拐と臓器売買疑惑 |
先日に引き続き小さな事件をご紹介しようと思う。
ある日、社長婦人が聞いて、聞いてと話しかけてきた。 なんでもユニバーサルスタジオジャパンに行かないほうがいいという話であった。どういうことかというと「子捕り」(いわゆる人さらい)が多いとのこと。状況はこんなかんじ。
「近所の奥さんのお孫さんが行ってる幼稚園の友達のお母さんから聞いた話やねんけど、USJでさらわれそうになったんやて。娘さんがトイレ行きたいいうから、行っといでって行かせたんやて。そしたら戻ってけーへんねん。友達一家と3家族合同で行っとったから、家族ごとに3つの出入り口に分かれて、出口に娘さんが来ないかどうか待っといたんやて。そしたらな、その子のお母さんが待ってる出入り口にな、お父さんとお母さんと思われる男女に抱えられるようにして、ざんぎり頭の女の子が出てきたんやて。待ってたお母さんは直感で「あの子や!」ってわかったからそこで止めたんやて。」
ふむふむ、それで。
「でな、そこからや。確かにその女の子は娘やったんやけど、髪の毛切られて、服も着替えさせられて、薬かなんかでぐったりさされとったらしいねん。 で、USJの人に「警察呼んでください。」って言ったら、奥の部屋に連れて行かれて、風評が悪くなるからどうぞそれだけは勘弁してください。って言われて100万円を口止め料としてもらったんやて。」
ほうほう。
「後で幼稚園の仲良しのお母さんと話してみたら、USJでは某国とつながりがあって、栄養状態のよい日本の子供をさらって大阪湾に停泊した船の中で臓器を取り出して臓器売買に利用してるねんて。臓器抜いたら残りは大阪湾にセメント漬けにして放りこんでるらしいわ。そんでも騒ぎにならへんのは、ややこしい国が相手やからUSJと警察で結託してるかららしいわ。」
んなアホな。と、思いつつも相手は社長夫人なのではぁ、それは怖いですねと 適当に相槌を打っていた。するとその話を聞いていた専務もさすがにアホらしと思ったようで、いきなり2ちゃんねるを検索しだした。
すると、「USJ 誘拐 臓器」でずばり出てきたのでびっくり。いわゆる都市伝説だったようだ。USJ側も相手にしていないようで、そういう問い合わせがあったら、どこの誰からそういう話を聞いたのかと尋ねるそうだ。すると、子供の友達のお母さんの知り合いとか、マンションのうわさでとか、そんな程度で結局出所はわからないらしい。まぁ、USJもえらい迷惑だろう。
今までもこの手のうわさはいろいろあったわけだが、ネットのおかげでうわさの広まる速度は異常に早い気がする。ネットのニュースで夕方見た記事が、翌朝の朝刊にも載ってなかったりするわけで。
そんな中でうわさを鵜呑みにして、人に言いまくると思わぬ醜態をさらしてしまいそうだ。先日の偽札疑惑にしても、ちょっと調べれば裏づけに足るソースは見つかるだろうに。まぁ、そのソース自体の信憑性をどこまで信じるかという問題はついてまわるが。
ともあれ、そんなこんなで午前中が終わっていったりする。平和な会社だ。
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