日々是迷々之記
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朝起きると日が差していてぽかぽかしていた。私はフトンの中で「きょうの料理」などを眺めつつごろごろしていた。何と平和なことよ、と思いつつ起きあがり、適当に食事をしつつ、今日の行動について考えた。
とりあえず、日本橋(電気屋街)に自転車で行くことにしてそそくさと用意をする。特に何を買うという意志があるわけではないのだが、普通の女性が洋服屋さんを目的もなく見て歩くのと一緒だと思って欲しい。私の場合はそれが洋服ではなく、ジャンクの周辺機器や古本なのだ。
が、1時過ぎに家を出るやいなやぱらぱらと雨が降ってきた。が、遠くの空は明るい。私は深く考えずに渡船場に向かった。渡し船に乗り込むとざばばと雨が強く降ってきた。対岸に着くとちょっと止んだが。私は自転車で走り出した。すると、空はいきなり機嫌が悪くなり、ジャバ〜っと雨を降らせてきた。
私はカッパも傘もないのでとりあえずシャッターを閉めている食堂の軒下に逃げ込んだ。ほっと一息つく。傍らの柿の木が赤く紅葉しかけていて、なんだかイイ感じだ。するとオヤジと母親と娘の3人組が同じように小走りに私が雨宿りしている軒下にやってきた。
そのオヤジはやにわにタバコを取り出しふかす。くさっ!臭いんだよ、オッサン。私は反射的に自転車をこぎ出し走り出した。吸う人ってそれが臭くて迷惑だってわかってないんだよ、きっと。「吸ってもいいですか?」なんて訊くのは外人とJTのCMに出てくるナイスガイ(死語)だけやっちゅうねん。(あ、どっちも外国人だった。)
とにかく私は雨のにおいを心地よく感じていたわけで、オッサンのタバコはあんたの屁くらい臭いんだよと言ってやりたくなった。
この辺で私はやる気を急速に失ってしまった。帰ろう。
渡船場にとんぼ返りして、船に乗り、対岸に着くとまた小降りになった。何だかこのまま帰るのもナンなのでTsutayaに行った。
するとめっちゃ混んでいた。主に家族連れだ。アホそうなガキが片っ端から棚のビデオのケースを床に落としている。がちゃーん、がちゃがちゃと音がする。注意してやろうかと思ったが、傍らのオヤジが気合いの入った角刈りで犬の刺繍が入ったようなゴルフセーターにスラックスでガタイがいい。
私は一瞬ひるんで注意できなかった。恥ずかしい話である。すると次の瞬間、角刈りオヤジの妻(ガキの母親)が携帯で会話し終わるやいなや、金切り声で子供を叱り始めた。そんなことするからアンタを連れて来たくないって言ったんやで…。怒鳴り声が店中に響き、みんな見ている。なんかもういいからどっか行けとか思ってしまった。ガキも確かに迷惑だけど、あんたの金切り声も迷惑なんだよ。
私はそそくさと「猟奇的な彼女」と「レッドドラゴン」を手にレジに並んだ。すると、レジの進みが遅い。会員カードがJCBカードとくっついたやつに変えることができて、毎年の更新も不要、会費もずぅっと無料ですが、こちらに作り替えませんか?と、いちいち一人一人に言っている。みんな断ってるのに。
私の番にもその機械のようなしゃべり方で会員カードの乗り換えを促してきた。はぁ、はぁと私は目を泳がせながら適当に聞いた。で、どうしますか?と屈託のない笑顔で聞いてくる。私は結構ですと答えた。
そこで解放されるのかと思ったら、雨の日カードはお持ちですか?とか、スタンプカードはお持ちですか?といろいろと聞いてくる。持ってればスタンプもらったりして、貯めれば得点があるんだろうけど、たまにしか来ないからあんまり興味がないのだ。ああ、うっとうしい。
商品にバーコードが付いてるんだったら無人で運営とかできないんだろうか?バーコードを通して、出た金額だけ金を入れればいいようにすればいいと思うんだけど。
こんな感じで消耗しまくってしまい、やっぱり行かなきゃよかったと思ってしまった。ソフマップでDVDを買って、見た後に要らなかったら下取りにでも出した方が気分的に楽な気がするし。
家に帰って2本をたてつづけに見た。どっちも面白くて満足だったが、「猟奇的な彼女」のヒロインの女の子が「172cm 48キロ」なのには力が抜けた。私より12センチ大きくて、12キロ軽い。どっか悪いんだろうか?と思ってしまうほどのやせ方だ。確かに韓国のおしゃれな女の子は極端にやせていることが多いけれど。
最後にローストチキンである。金曜日から延々と食べているが、今日も食べきれず、残りはピザトースト風にして冷凍庫に入れた。イングリッシュマフィンにチーズ、バジルの葉、トマトケチャップ、裂いたチキンを乗せて冷凍庫に。ホネもスープが取れそうだったので冷凍庫に入れた。長く楽しめてなかなかイイ買い物だったと思う。

とりあえず写真。デジカメのマニュアルモードなので写りが変な感じかも。
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