日々是迷々之記
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お昼頃から街へ出て友人と待ち合わせをした。彼女は同年代で元デザイナーの現在は2児の母である。今日は結婚式の帰りということで上の娘さん(10歳)と一緒だった。
おまたせ〜と無事落ち合うと、おなかが空いたのでなんか食べようということになった。私はブランチに納豆ご飯を食べただけだったので素直に同意。「蛸の徹」というたこ焼きを自分で焼く店に行った。そこで「たこしそチーズ焼」「お店焼」「ぶた玉」「焼きウドン」を注文。昼間っから生中で乾杯である。友人は娘さんのウーロン茶にもジョッキをぶつけ、「今から乾杯の練習してるねんなー。」と娘さんに話しかけていた。娘さんはなれた風にカチャンとグラスを当てていた。そのあとは、たこ焼きに夢中で、まだ生焼けの段階から千枚通しを持ってつつきたくてウズウズしていた。
ビールを飲みながら壁の芸能人の色紙を見て、その芸能人が華やかなんだけど微妙に関西の人ばっかやなぁ(松浦亜弥、aiko、黒鉄ヒロシなど)と話に夢中になっていたら店の人に、「あんたらさっさとひっくりかえさなあきまへんで!」とがががっとたこ焼きをカカカっとこそげられてしまった。そこで上手なひっくり返し方を教えてもらい、娘さんは横目でたこ焼きを見つつ、話を聞いているのでなんだかかなり注意散漫みたいだった。「ほなやってみ!」と友人にうながされ、ひっくり返そうとするがうまくいかない。ハテハテ、やっぱりちいさな子には難しいのかなと思ったら、友人が、「あ、あんた左ききやんか、忘れてたわ。左でやり、左で。」と爆弾発言。お店の人も、お母さん、忘れ取ったらあきまへんでぇとすかさず突っ込んでいた。
「たこしそチーズ焼」に舌鼓をうちながら夏休みの計画などを話す。彼女は生中2杯目に突入。わたしはカブだったので1杯で止めておいた。そのうちに娘さんが、「おかあさん、酒臭い〜。」と言い出した。すると友人はすかさず「鼻でもつまんどき〜。」と言って娘さんの鼻をつまんでいた。まだ1杯半くらいしか飲んでないのでほんまに臭いってことはないんだろうけど、飲み会とかで帰ったときなどはほんとに臭いって言われてそうだ。
その後、彼女たちはチャップリンの映画を見に行くということで私と別れた。なんだか彼女を見ていると「問題ない、問題ない。」とつぶやきたくなってしまった。
今まで何人も子連れの友人を見ているが、彼女のところが一番健全に思えたからだ。私から見ると、子供や、周りに気を遣いすぎなので痛々しくなってしまうケースが多かったからだ。電車に乗れば子供を座らせて、外食すれば子供がちょっと席を離れただけで、周りにごめんなさいと言い子供を叱る。もちろん、ファミレスなんかで走り回ってる子供を放置するのは問題だと思うが、程度の問題で適宜しかるなり、ほっとくなりすればいいのではないだろうか?
娘さんも終始楽しそうだったし、友人もビールを飲んでごきげん、私も思いがけず楽しい時間が過ごせた。今日は友人の「すてきなかあさん」的側面に感謝、感謝なのだ。
帰り道、私は酒屋で彼女おすすめの「氷結21」を購入して帰った。これも二重丸的なうまさで今日はうれしい一日なのだ。
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