日々是迷々之記
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2002年08月24日(土) 初めてキスをした相手は…

「まだ独身だった」という台詞で始まるコマーシャルがある。私はこのせりふの意味をこう考えていた。

「女性はよめさんである。二人で通った学校に来てみたら、とてもなつかしい。今は嫁となったこの女性も、初めてキスをしたときはまだシングルだったんだよなぁ。」

要は、「ファーストキスの相手→若き日のよめさん(当時は彼女)」という解釈である。最後のシーンで二人は一緒に家に帰るのである。ところが、どうやら本当は全然違うようなのだった。

「田舎から東京に出て早ン年。同窓会に呼ばれて故郷の小学校に集まった。懐かしい顔ぶれの中に僕が初めてキスをした彼女がいる。そして彼女はまだ結婚していなかった。」

というのが本当の状況らしい。ふむふむ、そんなん分かるかいな、と突っ込んでしまったのは私だけだろうか?もしこういう設定だとすれば、このコマーシャルは男と女の駆け引きと偏見が渦巻く、ちょっと口に出しにくい世界になってしまう。(大げさか?)

まず、女性に対して「まだ独身だった。」の「まだ。」である。ただ「独身だった。」のではない。「まだ」独身なのである。これは男性が予想外だと思ったからわざわざそういっているのであろう。なぜ予想外なのか?これには二通りの解釈を考えた。(暇なんですね。とほほ)

「僕はもう結婚しちゃってるんだけど、君はまだなんだね。フーン。」という優越感からくる発言。もしくは男性の既婚、未婚に関わらず、「僕のことが忘れられず、待っていてくれたんだね?」という甘酸っぱい勘違い、このどちらかではないか?

どっちにしても、CMの最後で男性は自分の車の助手席のドアを開けて女性を招き入れようとしている。ということは、「ひさしぶりで相手はボクに好意をまだ持っていてくれてるようだ→まだ独身だし→デートに誘ってみよう→ムフフかも〜」という展開がCMに写っていない部分にあるのではないか?

いやはや、奥の深いCMである。この某自動車会社のサイトによると、この一連の「ちゃらりらら〜、ハートビートモーターズ、○○自動車」シリーズのコマーシャルは連続性があるらしい。そういえば、「結婚式の前日、助手席の父はいつもよりおしゃべりだった。」ってあったような。ということは、この続編はどうなるのだろうか?いやはや、いやはや。

どうせならこれを男女の役割が反対でやって欲しかった、と思うのは私が女だからだろうか?自動車の主な購入主は男性だろうからそのほうがもっとドッキドキのハートビートモーターズになると思う、今日この頃。


nao-zo |MAIL

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