日々是迷々之記
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2002年08月21日(水) テレビぶった切り

2週間の北米旅行、2週間の対馬、日本海旅行から戻ってきて、ほぼ一か月ぶりにテレビを見た。これがヒジョーにどうでもいいことをエラそうに垂れ流しているので余りの無駄さ加減にココロ打たれてしまった。

まず24時間テレビ。黄色いTシャツを着て、最後に徳光さんが泣くアレである。障害を持つ人が何かするとやたらと取り上げるのは日本の御国柄だから置いておくとして、その中継の後で「○○さんも応援しています。この曲を聴いてがんばってくださいね!曲は××です。」とか言って、よくわかんないアイドル○○の歌を強引に挿入するのはどうかと思う。カンケーないのではないか。

ついでに西村知美のマラソンは内容がどうこうというより、それを中継しているバカ女アナウンサーが鼻についた。最後のほうで西村知美が足を引きずりながらやっとこさ走っているのを見て、「ほんとは、もう歩くこともできないんです。でもガンバってます。100キロを完走するためにガンバってるんです。」って、歩けないってどうして分かるのか?無理矢理感動する方向に持っていこうとしている、その心にもない語りがうざい。

ガンバレ、という言葉は偽善だと思う。「他人にエールを送っている私はなんていい人。」という自己満足ではないのか。本当に頑張ってほしかったら邪魔にならないように、でも見落とさないようにそういう距離感で「頑張れ〜」って思うのがいいと私は思う。でも、テレビ的にはそれじゃ絵にならないのだろう。

次に朝のワイドショーも一言で言うなら「クレイジー」だと感じた。取り上げる内容も「今、小中学生がお洒落するのは当たり前。もうノーメイクじゃ外出できない!」だそうな。内容を見るとこれまた見てはイケナイモノを見てしまった感がある。ネイルアート、ヘアスタイルに凝ってみたいのはまだ分かる。が、なんでファンデーションや、コンシーラーが必要なのだ?以前いた会社で「SK2を使ってるんだけど、どうも重たいんです…。」とか言っていた20代前半の女子がいたが、それを上回る愚か者である。なんでも塗ればいいってもんではないだろうに。彼女たちの20年後が楽しみである。多分砂壁とはっさくの皮を足して2で割ったような肌になるだろう。

それに対するコメンテーター氏の発言のいいかげんさには失笑した。「彼女たちの親世代はバブルの時代でしたからね。」だと。それで金稼ぐなよって感じである。肌荒れの原因は黄色人種の場合、紫外線や空気中の有害物質よりも、化粧品に含まれる化合物、肌の自浄能力の低下によることを親が子供に教えていないからそうなるのではないか。所詮「化粧=ぼろ隠し」。若いうちはそんなスタンスで問題ないと思うが。

彼女らの服装にも疑問を感じた。13歳の女の子にインタビューをすると、「全身○○でそろえてみました。」と言った。それを受けてインタビューをする人が「○○って何?」と聞いたのだ。するとその女の子は少し困ったような感じで「えっとー、中学くらいの女の子の間ではやってるブランドでぇ…。」と言った。これくらいの年から有名ブランドなら安心というブランド妄信状態に入っているようだった。ちなみにその格好は、分かりやすく言うなら「ミニモニ。のような」かっこうである。しかしミニモニ。はステージだからああいう格好なわけであって、ああいう格好でジャスコや長崎屋には行かないと思うがどうか。

とまぁ、ちょっとテレビを見ただけでこれだけ疲れてしまうのだ。専業主婦でヒマな人とか毎日こんなもんを見ているのかと思うと恐ろしくなってくる。2chに代表されるようなインターネットの世界を批判する風潮があるが、じゃあテレビはどうやねんと問いたい。インターネットの世界では悪は悪としてそのまま存在している。気に入らないものに対してははっきり「バカ!死ね!」と書かれている。しかし、テレビの世界では偽善や欺瞞、建て前が横行して本当にどう思っているか、本当はどうなのかが隠れてしまっている。でも、きれいな言葉で言うからそれが正しいように見えてしまうのが恐ろしい。

テレビを消して、残暑の町に出て行くことにしよう。


nao-zo |MAIL

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