日々是迷々之記
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わたしの勤めている会社には4月に入社した新入社員の女性がいる。彼女は高卒で18歳。私が30歳なのでちょうど一回り年下である。この彼女の生態がかなり興味深い。
今日、ビックリしたのはストッキングの伝線だ。彼女はぶどうジュースのようなペディキュアをし、つま先の出たサンダルに、肌色よりちょっと白いくらいのストッキングを履いていた。お昼頃、ふと彼女が私の横を通ったとき、彼女の足の親指から流血していたので、思わず呼び止めた。
「なぁなぁ、親指、血ィ出てるよ。」 「エッ!(下を見る)違いますよぉ。ストッキング、伝線してるんです。」
よく見ると親指のところからツメで突き破ったように伝線が始まり、上へ上へと先細りながら伸びており、最後はスカートの中の方まで続いている。まるで細いタケノコの縦割りのようだ。その突き破った穴からペディキュアの指がにょん!と出ているので私は流血してると思ったのだ。
「これ、隠せないですかね?引っ張って足の裏の方に入れようとしたんですけど、出てくるんですよ〜。」 「ほな、指のマタにでも押し込んでおいたらええねん。」
分かってるなら履き替えろよ!と思いつつ、私はてきとーな返事をしてしまった。
こういうことは今に始まったことではない。ローライズのパンツを履いているので、ちょっと棚の物を取ったりするときなど、たいてい腰が丸出しなのだ。本人もそれに気が付いているようで、「ローライズの下着にしてるんです。」と言っていた。でも、パンツのゴムは見えないけれど、背中は丸出しである。それでいいのだろうか?
芸能界に造詣が深いのも目を見張る。issaと誰がつきあってるとか、和泉モトヤの子供の名前が何であるかなど、私が聞いても絶対に覚えられないほど興味がないことに詳しい。
かと思えば映画の話になったとき、ジャンレノ命!と言うから、「ニキータ」のときも良かったけど、やっぱ「グランブルー」がはまり役と思うと言ったら、「レオンしか見たことないんです。」とのことだった。別にたくさん見たらエライわけではないけれど、「命」なら、他も見たくなるんでないかい?と思うのは私だけだろうか。
食生活も人間離れしているような感じがする。お弁当箱がとても小さいのに、いつもふりかけを2袋かけて食べている。おかずがないわけではない。ごはんの上が、かつをふりかけの茶色のじゅうたん、そして、焼きタラコふりかけのピンクのじゅうたんで覆われてフサフサしているのだ。それをカサカサと言わせながら食べている。そんなにゴハンは味がないように感じるのだろうか?
若さだけではなく、育ちや、考え方、嗜好の違いもあるだろうが、とにかく感覚的に相容れるものがないのだ。今までの会話で一番相容れなさを感じたのが旅(旅行)の話だ。私が一人でツーリングやらキャンプやら言ったことを話すと、「さびしくないんですか?だって、しゃべる相手、いないじゃないですか。」とのコメントだった。
私は大阪人なのでかなりしゃべる方だが、一人旅がさびしいと思ったことはない。しゃべらないのも苦ではないし、大体うろうろしていたら誰かしらと言葉を交わすことになる。
だいたい「さびしい」みたいな言葉を堂々と口に出せるのが、スゴイと思ってしまった。そういうお金で買えないものに餓えている自分、それそのものが「さびしすぎる」ではないか。「さびしいのはサイフの中身と預金通帳の残高」くらいにしておいたほうがいい。
話はそれてしまったが、彼女とは一事が万事そういう感じなので、向こうもうっとうしく思っていることだろう。まぁ、それはある程度お互い様なのでこれからも相容れない会話をし、こうやってネタにしてゆく次第である。
(会社ねたもこれだけ続くと飽きてきますなぁ。(^_^;)
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