日々是迷々之記
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2002年04月16日(火) ラジオでふむふむ

朝起きると、水を飲み、コンポのスイッチを入れる。FMココロが私のお気に入りだ。この局は何て言うんだろうか?日本在住の外国人の人向けのようで、英語だけでなく、スペイン語や、中国語で漢詩を読むプログラムまである。

朝7時からのプログラムは音楽と、天気予報、交通情報という定番に加えて、「ワールドトピック」というコーナーがある。これがめっぽう面白い。世界各地に住む日本語を話す人に何かトピックを話してもらうという10分ほどのコーナーだ。アメリカ、メイン州のジェシカさん、ロンドンの岡田さんなど、いろいろな人が出てきて面白い話をしてくれるのだが、その中でもソウルのパクさんの話は興味深い。今回の日記はそのパクさんのお話から、私がおお!っと思ったモノを紹介しようと思う。

1.韓国の地下鉄には実演販売のモノ売りがくる

韓国の地下鉄は私も乗ったことがあるが、まず、切符を買うのが難儀だ。先にボタンを押してからお金を入れるので、日本式にお金を先に入れてしまうと落ちてくる。ハテ?と思いつつ何度も入れ直しているとだんだん涙目になるが、おばちゃんが横からばしっとボタンを押してくれ、「さあお金を入れるんだ。」と目で合図をしてくれた思い出がある。

さて、実演販売だ。地下鉄だから、ガムとか新聞とか売りに来るのかと思ったら、私の想像を超えたモノを売りに来るらしい。プチ裁縫セット、裾あげテープ、ビニール傘、果ては扇風機カバーまで。特にビニール傘は「今外は雨が降っています。さぁ、傘あるよ〜。」という感じで売りに来るらしい。むむむ。それは絶対売れるだろうけど、ちょっとすごい。

2.韓国のラーメン屋はインスタントラーメン

韓国のラーメン屋さんにはたくさんのインスタントラーメンが飾ってある。が、それはただ単に飾ってあるだけでなく、それを見て注文するらしい。注文すると、そのラーメンを取り出し、はいよって感じで作ってくれる。そして、ドンブリにそそがれ出てくる。上にチャーシューを乗せたりというアレンジは一切ないようだ。値段は、スーパーでインスタントラーメンを買うよりちょっと高いだけらしい。でも、わざわざ外でインスタントラーメンを食べたいかなぁと疑問に思ってしまった。

3.韓国の主婦が一番欲しい家電。それはキムチ冷蔵庫

今、日本の主婦の憧れの三種の神器と言えば、IHクッキングヒーターと、食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機らしいが、韓国ではダントツでキムチ冷蔵庫らしい。これには思い出がある。前に勤めていた海外輸出の部門のお客さんに、韓国最大の電機メーカーがあった。そこ担当の営業さんが、「なおぞうさん、これ買ってみーひん?」と言って持ってきたのがこの、キムチ冷蔵庫のカタログだった。それは、縦型で上から入れるようになっており、開け閉めをしても温度が変わらないので、キムチが酸っぱくならないのが最大の売りだそうだ。

ラジオのパクさんによると、韓国では秋頃にキムチを家で漬けるらしい。なんと、パクさん一族では3世代分として、83個の白菜をバスタブで洗い、ベランダで漬けたのだそうな。いやはや。確かにそれだけ漬けると最後の方は酸っぱいのばっかりになってしまうだろう。キムチ冷蔵庫。いわばワインクーラーと同じだと思えば納得か。

4.韓国の主婦は洗濯物を煮る。

シャツを鍋に入れて、水と漂白剤を入れてぐつぐつやるそうだ。約1時間ほどぐつぐつやると白く輝くシャツになり、特に年輩の人は欠かさずやるらしい。しかし、若い世代はそれがめんどくさいという風潮があるので、洗濯電気鍋というようなものが売られていて大人気なのだそうな。形状はまるっきり炊飯器で、その中に漂白剤と洗濯物と水を入れてフタをすると、ごごご〜と沸いてきてぐつぐつ煮てくれるらしい。もちろんタイマーも付いている。

その他、目玉焼きとトーストが同時にできる電子レンジなど、ホンマカイナ的なものが紹介されていた。今まで4回ほど韓国に行ったことがあるが、煮えてる洗濯物や、地下鉄の物売りは見たことがない。

これはもう一度行ってこなければ、とこのパクさんのレポートを聞くたびに思う。

明日のパクさんレポートが楽しみだ。


nao-zo |MAIL

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