日々是迷々之記
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昨日は残業せざるを得なくなり、帰り道はすっかり日が暮れていた。といってもまだ7時台だ。駅から家までてくてくと8分ほどの道のりか。
途中の立ち飲みから赤い顔をしたおっさん二人組が出てきた。二人とも、スーツ姿で上着を手に持っているのだが、どこかおかしい。よく見ると、ズボンからワイシャツが半分以上はみ出ているのだが、ベルトはきちんとはまっている。
いや、これを「きちんと」というべきなのだろうか?恐らく、ズボンの中にワイシャツを入れ、そのズボンとワイシャツの境目?らへんのシャツの上のハラにベルトをしていたのだろう。飲んでほたえたのか、シャツがはみ出ている。よく言えば、松嶋菜々子がチノクロスのロングタイトスカートに、白のブラウスをオーバーで着て、細い皮ベルトでウエストマークをしているような感じだ。
しかし、実際は違う。タダの赤い顔のおっさんだ。しかも、なぜ、ベルト通しでなく、ハラに巻くのだ?ベルトを。
きょう日のワカモノの服装も理解しがたいが、オッサンの服装は理解どころか、悲哀さえも感じる。
#しかし、こんなんが自分の父親とかだったらイヤだろうなぁ…
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