日々是迷々之記
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| 2002年03月31日(日) |
食後のコーヒー徘徊記 |
私は食後にコーヒーを飲むのが常になっている。働きだしてからはちょっと懐に余裕があるのでたまにはお外で飲みましょうルルルンとなるのだ。(といっても1杯200円以上の物に手を出すことは滅多にない。)
ということで、今はビジネス街に勤めているのでコーヒーの選択も増え、毎日ちょっとしたわくわくが味わえる。
カップに入った物ではドトールのアイスコーヒー180円が好きだ。会社の近所のドトールでは店先にお昼時になるとワゴンを出して、おにいさんがワゴンで販売してくれる。手際もよく、混んでいても直ぐに自分の番が回ってくる。こういう環境でもてきぱきとおにいさんは紙袋とコンビニ袋の過保護放送にしてくれるが、わたしはそのまま下さいと頂いて帰る。
モスのアイスコーヒーも結構好きだ。ただこれは、店員さんのさじ加減ひとつで氷の量が変わってしまうのがかなしい。私は氷おおめが好きなのだ。少ないと会社に帰るまでに溶けてしまって何だかかなしい。お昼2時を過ぎるくらいまで、米粒ほどになった氷が最後の力を振り絞ってコーヒーを冷やしてくれている姿はちょっと美しい。(大げさ?)
最近はカフェブーム?のせいか、ちょっとしたコーヒー店がカプチーノや、カフェラテ、エスプレッソなどを扱うようになってきている。
今回告発する店もその手の店で、ついこないだまで「コーヒー、紅茶、ミルク、各種アイスもできます。」というようなお盆にパンを乗せて買うお店の付録のようなお店である。そこに行くと、「カプチーノ、カフェラテ、キャラメルカフェ、エスプレッソ」などとおっちゃん連中が「冷コーくれへんか?」などとはいいがたいメニューに変わっていた。しかし、やはりというか、その後に「各種アイスもできます。」と燦然と書かれていた。
アイスカプチーノはいいが、アイスエスプレッソなんてものができるのだろうか?私はふらふらと財布から小銭を出し、カウンタに向かった。
「アイスエスプレッソ。1つ。」「…。あ、アイスエスプレッソですね?」一瞬のとまどいを感じたがここで引くわけには行かない。「そうです。」
店員さんはスチロール製の白のカップを取り出し、スチーム式コーヒー抽出機?に向かった。どうやってアイスにするのかと見ていたらがらがらとアイスメークマシーンから氷を入れている。そこにしゅごごごっと湯気を上げるエスプレッソを注ぐのだ。そして後ろをくるりと振り返り、「アイスエスプレッソ、お待たせしました。」と笑顔で私に差し出した。
そのブツは確かにアイスエスプレッソだ。熱くない。でも、冷たくもない。氷達はがんばれずにもうダメ…と消え入りつつある。しかもカップはまだぬるい。しかも、カップにフタはない。うう、ここから会社まで歩いて10分弱、ぬるい得体のしれないドリンクを持って歩くのは悲しい。しかし、食べ物を残せない私はちびちびすすりながら会社へ戻った。
結論:アイスエスプレッソはまづい。250円返せ!ゴルァ!
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