日々是迷々之記
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ぼちぼち冬も終わりやろということで洗車をすることにした。
我が家のクルマはダンナさんが単身赴任先である滋賀県北部へ持っていっていたので、かなり汚れている。雪が降って、ちょっと溶けて、また凍っての繰り返しでホイールはどろどろ、ボディはガビガビ、とても納車3ヶ月とは思えない風格?だ。手で触ると手が汚れるのであまり触らないようにして乗り込んでいた。しかし、実用のクルマなんてのはこんなもんだと私は思っているのでさほど気にならず、ホコリまみれのまま放置していた。
しかし、あるきっかけがあって、洗車することにした。某ディーラーに勤めている友人が5年コート剤を売ってくれることになったのだ。「5年間ワックスがけ不要」というやつで、ワンボックスクラスをディーラーに頼むと5万5千円らしい。それを、コート前のシャンプー類など一式で9000円弱で手に入れた。しかも、ヒマなので洗車を手伝ってくれるという。日曜日に待ち合わせてカーピカランドへと行った。
まず、水洗いをした。うちのクルマは真っ黒なので水をかけただけでテラテラと黒光りをしてきれいになった気がする。しかし、スポンジに洗剤を付け、ごしごしこすると、スポンジにほこりがてんこもりだ。ステーションワゴンの背が高い版の形なので、私では屋根の真ん中を洗うことができない。以前所有していたCR-Xとちがってしんどい。表面積も広いし。しかし、ダンナさんは以前ビッグホーンに乗っていたので洗車は一日仕事、脚立持参でやっていたそうで、今のクルマはルンルンだと言っていた。そんなもんなんかな。
どうにかこうにか泡を行き渡らせて、一気に流す。しかし、いくら流しても隣のブースでステップワゴンを洗っているオッサンが泡をとばすのでいまいちキレイにならない。間のパーテーションがもっと高ければいいのにと思う。洗い終わると片隅に移動してコーティング作業にとりかかる。
ここからは友人の出番だ。毎日出勤後に毛ばたきと、やわらかい布で展示車を磨き込んでいるだけのことがあり、少ないアクションで的確に塗ってゆく。しかも早く、少ないコーティング剤で塗っている。むらが少ない。さすがにプロはちがうなぁと感心した。ファイブミニくらいの大きさのコーティング剤を4分の1ほどしか使わずに全てを塗り終えた。
次はベルベットのような布でコーティング剤を拭き取ってゆく。拭き取った端から鏡のようなボディが現れる。むむ、めっちゃキレイではないか。ほんまに新車のようだ。「黒はちゃんとやれば映えるで。」という言葉はほんとなのだ。
気合いを入れて磨き込むように拭き取る。ボディに映る自分の顔を見ながら拭いてゆく。汚れたクルマもいいけど、きれいなのもいいなぁといつもながらにテキトウ思考をくりかえす。わーいわーいキレイになった。
帰りに皆でファミレスに行きゴハンを食べながらしゃべる。4月になったら夏タイヤに戻すのだという話をすると、「いかつくなるなぁ。」とのコメントが。そうなのだ。夏タイヤのホィールは金色なのだ。
黒光りするボディに、金色のホイール。とても30代夫婦の乗る車には見えない。純正マフラーもブボブボ最初っから重低音系だし。これにレカロシート、サベルトの4点式シートベルトを付けると、ますます冠婚葬祭には行けない車になってしまう。
が、そんなものを付けるのはまだまだ先(付けるんかい!)なので、とりあえず、まわりの友人達には長生きして欲しいと思う今日この頃である。
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