日々是迷々之記
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2002年03月10日(日) 私の秘めたる死闘・トイレ編

会社帰りに近所のスーパーに寄った。小雪が舞う中ママチャリで走っていたのでつま先がじわじわするほど寒かった。私は「う〜、ブルブル。」と震えながらスーパーのトイレに行った。

個室の中は暖房便座にウォシュレット、子供を座らせる台まであって私はそこに鞄をおいてするべきことをして。そして終盤にさしかかり、「さて。」というふうに「小」の方の洗浄ボタンを押してマル秘部分を清めた。が、しかし、なんというか「止める」ボタンが動かないのだ。押してもクリック感はなくじゃじゃじゃじゃじゃ〜と洗浄水は噴水のごとく吹きあがってくる。

わたしはどうしたらいいのか考えた。電源を抜こうかと思ったが座った状態のまま手が届くところにはない。じゃじゃじゃ〜と洗われ続けていてもらちがあかない。私は意を決して素早く立ち上がり、水の届かないところ(個室のカド)へ移動することにした。とりあえずどかなくては帰れない。床はびしょびしょになってしまうが、温水がなくなれば止まるだろう。私はズボンが床に落っこちないようにはしっ!とつかみ、立ち上がって前方に飛んだ。

「うお〜!」太股の後ろ側とズボンに盛大に温水がかかった。が、水はなくなったようで温水はそれほど床をぬらすことなく水は止まった。わたしはトホホな気持ちで濡れたズボンを履いて一人むなしく家路についた。

夜、帰ってきただんなさんに一部始終を話した。そしてウォシュレットが壊れたとき人はどうするべきなのか尋ねた。だんなさんは何かにとりつかれたように笑いながら、

「ちょっと腰浮かしたら止まるねんで。着座センサーがあるんやから。誰も座ってへんかったらボタン押しても水って出ぇへんねんで。」

と言った。サうなの?私はそんなことを知らなかった。むなしい戦いだったのだ。逆にゆっくりと立ち上がればズボンが濡れることもなかったのだ。文明というのは恐ろしい。

この日はeMacのメモリを増設したのだが、激安バルクのメモリにもかかわらず、しっかり認識されたのがせめてもの救いだ。いやはや、トイレには気をつけなければB


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