日々是迷々之記
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2002年02月07日(木) 手のひらをかえして

家に帰ったら担当に連絡を取ったらなあかんなぁと思いつつ黙々とフォームの作成をする。来週、アジア各国では旧正月なのでここのところヒマなのだ。

ここの会社では特別な会社の用紙に印刷をするとき、とてもけったいな方法でやっている。普通は専用のフォームを作って入力し、その用紙をプリンタのトレイに入れ、出力すると思う。しかし、ここではワードでやるのだ。それも「ここらへんに打てば入るやろ。」って感じで入力する。スペースバーを連打して空白を調整。恐れ入るのは3センチ四方くらいの中に住所を入力するようになっているのだが、それはまず一行目を打って、延々とスペースバーを押し、リターンをしてまた二行目を打つといった感じで入力する。

私がそれを修正しようと住所をドラッグして消したらそれ以降がずれて途方に暮れた。当たり前だ。こういうときは「上書きモード」で上に書いていくのだと教えられまたまた脱力する。こういう状況を打破すべく、わたしはエクセルに定規をつけるプラグインをゲット、フォームをものさしで測り、入力規制をかけ、どうにかこうにか、何も考えずに入力できるフォームを作った。以前は白い紙に出力し、フォームを重ねて電灯に透かし、場所を微調整していたのだが、わたしはそのような非効率的なのが許せない。

が、しかし、とんでもないことに気がついた。そのフォームの用紙は微妙にA4ではないのだ。左右で5ミリ、上下で3ミリほど大きい。だからプリンタで直印刷できないのだという。やはりA4に印刷してコピー機の手差しトレイに用紙を入れ、印刷するしかないようだ。トホホの嵐がココロに吹き荒れる。しかし、それならそれに合うようにしたろやんけと、作り直す。ふぅ、本業がひまじゃないとできないよって感じだ。

そうやって格闘していると課長さんがやってきた。今日は新入社員の彼女の歓迎会なので食事に行こうという。特に用はないのでOKした。

かくして定時であがり、有志で近所の鶏料理屋にゆく。わーわーしゃべっていると私の携帯が鳴った。「なおぞうさんですか?」

担当の声だ。忘れてた。「あの、なおぞうさんのご希望通り、3ヶ月更新になりましたので、契約書をお送りします。」ほう、そうなのか。しかし、昨日の勢いはどこへやら。変に丁寧になっている。宴会の途中なので突っ込まずにじゃあよろしくとだけ言って切った。

今日の意味無き格闘のことを考えると、今やめたほうがいいのかもと思わないでもないが、はっきり進退がきまっただけでちょっとすっきりした。

本わさびを塗って焼いたささみがおいしい。


nao-zo |MAIL

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