日々是迷々之記
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連チャンで飲んでいたので今日は起きるのが本当に辛かった。目が覚めると、もうお昼前だ。ダンナさんは今日早めに戻って買い物をする予定だったのだが、とてもそんな気になれないようで、ほけ〜っとした顔でコタツに入り、ぼや〜っとタバコをふかしている。
昨日のアンコウ鍋の残りにゴハンを入れて雑炊にした。その後、パンを食べて、アイスクリームを食べる。ふと思い出した。ケーキを食べるのを忘れているではないか。私がチョコのシフォンケーキを購入してあり、それにダンナさんが生クリームを泡立ててデコレーションをしてくれる予定だったのだが、飲んだくれて忘れてしまったのだ。まぁいいか、賞味期限的には大丈夫なので、正月に食べることにした。
食後、ぼやーっとしながらココアを飲み、テレビを見る。ダンナさんがテレビを見る姿を眺めていると、白髪が増えたなぁと思う。
窓の外は晴天だが、風が冷たい。海の上を浮かんでいる水鳥たちものほほんと漂っている。
結局、映画の後、競艇の賞金王決定戦まで何故か見てしまい、やっと重い腰を上げた。カップルが充満したバスでターミナル駅まで出て、ダンナさんを見送った。しかし、カップルが多い。私にとってのクリスマスはあくまで家族の物といったイメージなので違和感がある。プレゼントだって、サンタさんがよいこにあげる物で、カップル同士でハラのさぐり合いをしてあげる物でもないと思う。
百貨店でライ麦パンと、マスタード、わさび漬けを購入して家に帰った。今晩は、スライスした鴨のスモークをライ麦パンにのせ堪能するのだ。そのためのマスタードまで購入する気合いの入りようだ。結果、かなりうまかった!欲を言えば、ピクルスのスライスか何か、野菜を添えるべきだった。しかし、パンで晩ごはんを終えられないタチのわたしは、ささっとご飯を炊いて、炊き立ての新米を食べる。おかずは、わさび漬けと昨日の塩からなのだ。
がががっと食べ、昨日の残りの純米吟醸に手をつける。ぐびぐび!ちょこっとわさび漬けをお箸に付けていただく。うまい!ぐびぐび!
かくしてクリスマスイブは、ぐびぐびっと過ぎて行くのであった。
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