子犬日記
むかしのことちょっと前ちょっと先


2005年02月18日(金) ゲームと子供。

塾の新学年がはじまった。宿題に追われてほかの勉強、たとえば四字熟語テキストや地図に時間を割くのがむずかしくなった。二兎を追うもの…では困るのでさらに長期計画に切り替えることに。教える犬の忍耐も子犬の集中力も、最大限一時間半しか続かないので、漫然とやるよりは一点集中で勝負。残業して帰ってきて一時間半は辛いが、いずれ慣れるし、ルーチンで固まりきったアタマの体操にも良い(笑)
今は山と山地・山脈の半ば。北見山地から飛騨山脈や木曾山脈まできた。明日からは西日本に入る。来週末には東から西までまとめられるだろう。にしても、ここらへんは勉強というよりは一般教養かも。しかし無味乾燥になりがちなので、すこしでも記憶にとっかかりが残るように、磐梯山が出てきたときには♪あいづばんだいさんは〜♪を歌ってやったり。不評だった(笑)

小学校教師殺傷事件で加害者はゲーム漬けだったと報道されていた。ニュースを観ながら子犬に聞いてみた。
「このひと、一日中ゲームやってたんだって。それってうちでありえると思う?」
子犬は大きく、悲しげに首を振った。
「ありえないよ。ママに殺される。やってたら、横からサンジ(C)ONE PIECE みたいな蹴りが入って三十メートルふっ飛んで壁にめりこんじゃうよ」
「ふむ。違うな。五十メートルだ」
「わー、やっぱり?(T_T)」

彼の親はいったい何をしていたのだろう。それが不思議だ。半世紀ほども前に行なわれたハーロウの子猿発育実験の結果を見るまでもなく、隔離されて育ったコドモが社会になじめなくなるのは当然だと思うが。人間は人間にしか育てられない。狼に育てられれば狼に、ゲームに育てられればゲームの世界の住人になる。
子犬に許された『グランツーリスモ4』プレイ時間は上限一時間。ゲーム脳とかヒトゴロシ云々というより単純に目が悪くなるからだ。しかし、旦那が同ゲームプレイ中の同僚から聞いた話では、三時間ぶっ続けでやるところがあるらしい。どーする子犬。五十メートル飛ぶ覚悟はあるのか?(笑)


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