みかんのつぶつぶ
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2001年03月09日(金)

午前8時50分 手術室へ
午後12時30分 手術終了ICUへ

簡単だから、1時間で終わるなんて、ありえませんね、ハイ(笑)
手術前の朝の回診時に、

患者「先生、今日は1時間で終わるんですよねー」

先生「え?…終わりませんよ、1時間なんて無理ですよ」

患者「そうなんですかー、F先生が言ってたんですけどねー」

先生「……F先生は1時間だけかも知れないけれど、その前後の処置がありますからねー。無理ですよ(笑)」

患者「えー!そうなんですかぁ予定が狂っちゃうなー(笑)」

先生「え?何か予定があるんですか?」(汗)

患者「お昼御飯の予定が狂うなー」

先生「・・・・・・・・・・・・」

かなり失笑されていましたね、先生方。

手術室に入る時にも、TD先生に念を押されていたらしい。
「1時間では終わりませんよ」
「丁寧にしますから、1時間以上かかりますからね」
大爆笑だ。

1時には終わるって言葉を、1時間で終わると勘違いしていたんですねー(汗)
そりゃあそうだよねー。
簡単にザクザク切るわけにはいかないんだから。
素人は恐ろしいですな(爆)

さて。。。
手術内容に関しては、術前の面談で聞いた通りに行われて問題なし。

当初は、膜を大幅に切除して、大腿部から移植し不足分は人工膜を移植するという
計画であったが、
首のMRIで腫瘍が認められたため
治療法の変更をしなければならず、
腫瘍のみの切除に止めて、病理組織検査を行う目的の手術となったのだった。

結局のところ、今回の手術は根治手術ではないのだ。

頚椎にできた腫瘍は、
抗癌剤での治療を進める方針でいるという。
その場合は、がんセンターへの転院をする。



相変わらず、手術後だというのに元気なのだ。
このまま治ってしまうのではないかと信じたくなってしまう位に。

首や肩の痛みがないらしく、
恐らく点滴に痛み止めが入っているのだろうが、
彼は手術で全て治まったと思い、
とても嬉しそうだ。
いままで、相当な痛みだったのだろう、軽やかに腕を上げ下げして、
痛みのない体に満足している。

夕食前、看護婦さんが、痛み止めを持ってきた。

もしかしたら、今ごろは痛みが襲ってきているのではないだろうか。

明日。
明日は、いつまで続くのだろう。


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