闇の底に...Cuckoo

 

 

窓の外に - 2002年01月02日(水)

人間は本当は空を飛べるんじゃないだろうか
誰もが翼を持っていて
大人になるにつれ羽を1枚1枚もぎ取られる
まだほんの少し羽が残っているかもしれない
そんな淡い期待を胸に 窓の外に飛び出してみるのも悪くない


大好きなあの人から
年賀状メールが来てました。

去年はいろいろと辛い事もあったかもしれんけど
今年こそはいい年にしようぜ

辛い事の3割はあなたのせいだよ
と 思った
けど
そうだね 3割だけかもね

辛い事しかなかった気がする
辛い思い出だけが残った
現実は
まだまだ辛い事の継続だったりもするけど
あたしは立ち向かう事に決めている

でもそれは
あの人に対してじゃなくって
あたしの人生に対して

立ち向かう為に蓄えた力を
彼に費やした気がしないでもない
でも水鳥は
やらなきゃいけない事があって
それは大きな事で
あまりの大きな苦痛と
あまりに大きなプレッシャーで
ちょっと弱気になったり
逃げ出したくなっているのも事実

笑顔の為に今日泣いて
それが毎日繰り返される
本当に笑顔の日がくるのだろうか
水鳥は自由になれるのだろうか
このまま生きていても大丈夫なのだろうか
そんな不安が襲うんだ

誰にもすがれない
誰かに助けてもらいたくっても
こればっかりは一人で戦うしかない
自分の精神力との勝負なのかもしれない
戦うんだ
そう決めただろ?
戦うんだ
ほら 立ち上がれ
立ち上がるんだよ

そう毎日言い聞かせながら

助けて

誰か愛して

誰か守って

そう願ってしまう

逃げ道はあるんだろう
窓の外を見つめながらそう思った
水鳥は飛べるかもしれない
そんな下らない妄想に捕まりかけた
置いていけないものがあるくせに
逃げ出したくなる自分がいた

孤独との戦いなんだろうか
自由を勝ち取る戦い?
笑顔を取り戻す為なのだろうか
どっちにしても
勝ってやる

だから
だからさ
あたしの心を
誰か抱きしめてやって欲しかった
それは
誰でもいいんじゃなくって

あの人がよかった

叶わない願い
叶わない想い

やっぱり一人っきりで戦うしかない

傷は見せれない

戦え 水鳥

勝ち以外はありえない

泣いてる暇はないだろ?


立ち上がれ




ねぇ 




あたしを抱きしめてくれないかな


あなたが









もう一度 あたしを見て笑って欲しかった


...




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