闇の底に...Cuckoo

 

 

白の世界に憧れて - 2002年01月03日(木)

深い雪の中
あまりに真っ白な世界に
憧れを感じた
何も混じらない白の中に
あたしの血をたらして
白に赤が浸透していくさまを
なんだか見たくなった


大雪です
真夜中にベランダで雪だるまを作りました
ふとベランダから下をみたとき
ふかふかの白い雪のジュータンが
あまりに気持ちよさそうで
ここから飛び降りて
あたしの血が浸透していったら
恐ろしく綺麗になれるかもと
ふと思った

そんな事はできないんだけど

水鳥は捨てれないものがあるから
いとおしい子供がいるから
だから水鳥にとって
死は憧れのようなものかもしれない
でもその憧れは
時として恐怖でもあるんだけど。

昨日は
いや昨日も
寂しくって悲しかった
なんせ夜中の2時に雪だるま作ってるくらいだから

今日目が覚めてびっくりしましたよ
すごく積ってるの
世界が白だった
それでもまだまだ振りつづけて
雪ってすごいなって
意味の無い事思ってたんだ
そしたら夕方
ふと携帯を見たら 彼から着信があった

びっくりして 夜にメールを入れたら
電話かかってきたんだ
なんか 友達が来てて携帯いじったらしくって
間違えてかけちゃっただけらしい
でもさ そのおかげで話せたよ
途中でキャッチが入ったとかで
すぐ切ったけど
嬉しかったよ

下らない話しをした
下らない話がこんなに嬉しいなんて
いつまで引きずるんだろうって情けなかった

白の世界に憧れる

黒の世界の住人のようだ

白く輝く雪明りが

優しく感じた

あたしを暖かく抱きしめてくれるだろうか

この白の雪は


この白の雪だけは


...




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