失った言葉とトラウマ - 2001年08月28日(火) 好きだと言えない なら いつになれば言えるのだろうか このままずっと言えないのだろうか 言えなかった言葉や心は いったいどこに行ってしまったのだろう 昔 ある友達がいました。 好きになったらすぐに本人に言ってしまうので 周りから少なからず反感をかっていた。 でも 私は知っていたんだ。 彼女は昔、すごくすごく好きな人がいた。 とてもじゃないけど、好きだなんて言えなかったくらいにね。 でも その相手が死んだ。事故だった。 その後、相手の友達から 彼は彼女を好きだったって聞いた。 どれほど辛いことだっただろう。 もし私がちゃんと好きだと言えてたら、未来は変わっていたかもしれない そう彼女は考えた。苦しんだ。 それからは、好きな人には好きだと言うと決めていた。 相手が男であろうと、女の子であろうと。 照れくさくてなかなか言えない。友達に大すきだって。 みんなにそう言えば、ちゃんと理解してもらえたかもしれない。 反感をかう事も無かったかもしれない。そういったら 「みんなに分かってもらえなくてもいいんだ。大切な人だけに分かってもらえてればね」 その気持ちはよく理解できた。すごくよくね。 好きな人に好きだと言おうよ。 明日その人はいなくなるかもしれないんだから。 二度と口にする事ができなくなるのかもしれないから。 好きな人に好きだって 自分の心を偽って、消えた言葉はもう戻ってはこないんだから。 そう 自分に言い聞かせてみたけど 私には無理なようだ ...
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