amatelasuの日記

2003年04月08日(火) 想い出。

ボクは想い出を永遠のものにしたい。
そして、過ちを若さのせいにしたい。

想い出とは美しいものだ。現実に犯されることのない、ボクが考えうる中で最も美しく完璧なものだ。だから、ボクは想い出を永遠にしたいと願う。想い出の中では過ちさえも美しいものとなる。あの頃のボクは若かった、と感傷に浸ることができる。

想い出に浸りながら訳知り顔で過去の自分を語る。そして、あたかもそれをキチンと糧にしているかのように未来の自分を空想する。今、ボクの手元にはninjaがある。けれど、ボクの頭にあるのは、数ヵ月後にはninjaを乗りこなしているだろうという甘美な空想だ。

「俺は、醒めない夢を見ているだけさ」と、スパイクは言った。彼は片方の目で過去を見ながら、もう片方の目で未来を見ていると言った。ボクも同じように「現在」を生きられない人間なのかもしれない。

若さに頼っていては、若さに復讐される。そして、「現在」に何もしない自分は想い出にまで復讐される。現在と現実から乖離した自己に用意されているのは、達成されることのない自己実現。しかし、空想が求めるのは理想の自分であり、理想とは程遠い現在という現実は常に攻撃され続ける。攻撃されればされるほど、弱い自己は想い出と空想の世界に逃げ込むのだ。

それにしても、何でこんなに現実が怖くなったのだろうか?


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