And now for something completely different.

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OSOREZAN!

2004年08月15日(日)


友人が舞台美術を努めた劇を見に新宿へ。
早めについたので辺りを探索。

ロマン・カチャーノフのグッズや
KUBRICのフィギュアなどを売る小さな雑貨屋を見つける。
ミトン可愛い可愛い。(リンク先映像見れます。)




今回見たのは猫道一家という劇団のOSOREZAN I SCREAMというタイトルの劇。
会場に向かう途中この景色を見、今日はOSOREZAN日和である、と思った。


会場に入るとびっくり
細いビルの外観からは想像出来ない異空間。
打ちっぱなしの壁、吹き抜けになっているため天井は高く
会場全体が広く見える。
そこにぼんやりとした灯りで浮かび上がる舞台セット。
そしてBGMはナンバガ。素敵。
なんでも、ここはもともと廃虚であるらしい。
新宿のどまんなかにこんな場所があるとは。
この公演は一回っきりで、だからこそできるような
演出が素敵だった。巨大セットの破壊に興奮。
劇の途中、三味線奏者が出てくるんだけど
団長が地元の駅前で弾いてるのを見て、
舞台に出てくれ、とスカウトしたとか。
こういう所見習いたい。(スカウトする機会なんてないけど。)
あとで友達に話をきいたのだが
この、猫道一家という劇団、
予告せずいきなり道路で舞台を始めたり
するようなゲリラ的なステージばかりしてきたそうだ。
つまりターゲットは劇を観たがってる
お客さんではないという訳。凄いな。
そこらにあるものをセット代わりに使ったりするのだろうか?
考えるだけでトキメキ。
そして、「劇団」とかいたけども
団長以外は固定した役者を置いていないのも特徴的。
最初それを聞いた時、「ああ、『猫道』だし、こう、
家を好きに出入りする猫のごとき気まぐれみたいな感じか?」と
思ってしまったのだかそうではなく、
レギュラー役者がいないと成り立たない様な状況は
劇団として好ましくないとの考えのようで感服。
役者は劇の中では別人だ。
役者を見るのではなく役を読むのだ。
劇の途中、ある一部の客が、
ある役者のセリフの時にだけ大声で笑ったり
何かいう度にツンツン隣同士つっつきあったりしてて
閉口した事があったが演劇を楽しむのに
そういうのは必要ないのだ。
(役者を続ける上では大切な存在かもしれないけど。)


この劇のオフィシャルページ
以前から見ていて、リンクページの
リンク先を見て頭から一杯ハテナを出していたんだけど
全てが納得いった。もう、スタンスといいセンスといい
かなり壺。
それにしてもフライヤに載ってる推薦文が
大江健三郎なのは何でだろう。
わりかし好きなのでドキドキ。

劇終わってからは、
同じく劇を見に来てた高校の同級生(役者でもある)と、
彼女が以前共演した役者さんとお茶。
この役者さんの出演した劇は私も一度見た事があり
なんか、その時の役のイメージが強烈で変な感じだった。
激白、役者の休日。



>>>
舞台美術お疲れ様。
お互い、誘い合うタチでないもので
こうして会える機会があるというのは凄くうれしいです。
今度は自分が機会を作る番だな、、。



帰りの電車、乗り換えようと思ったら写真とってる内に発車。



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