And now for something completely different.
データ移行中 昔の画像見れません、、、
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随分と長い日記になった。
本日は渋谷へ。 電車の中でコツコツ読んでいた 武者小路実篤の「心理先生」読み終わる。 今まで読んだ本の中でもベスト10入り。 ちなみに今まで読む機会がなかった 武者小路著の本を手に取ってみたのは 源吉兆庵ギャラリーで彼の 絵や書を見て興味を持ったから。
今日の小説には暗い世相を描き、人生を否定的にみた作品が多い。 時代の実相はそうかもしれないが、人生の美しさ、 人間の善意を大胆に表明した作品があっていいはずで、 本書はそういう作品の典型である。
<裏表紙解説より抜粋>
「登場人物は全て善人」と唱われているだけあって、 なる程、多少のいざこざはあるものの それは信念のぶつかり合いであって そこに悪意はみじんもない。 ほんとに善人しか登場してこないんだけど 不思議な事に変ないやらしさとか偽善感は全く感じない。
この本を読んでいる途中何度も 「コジコジ」が頭に浮かんだ。ほんわか。 それは、浮き世を離れて心理を追求し続けている 「心理先生」や、石ころばかりを何十年も 書き続けている絵描き、「馬鹿一」や、 その他それぞれの信念に乗っ取って 生活をしている登場人物の口調が ときたまコジコジ風だからであって それっていうのは素直過ぎて馬鹿にされるような 発言の中にも、鋭く、的のど真ん中を射たような ハッとさせられる心理が垣間見える点にあるのだ。
「僕は字がかける間は、字をかくよ、字が書けなくなったら、 字のかける世の中にするように骨折って見るよ。」
これは本文中、或る書道家のお言葉。彼にとっては 彼の信念に沿った当たり前の発言なんだけど もうね、震える。ストライク。思わずページを折り曲げた。 何度も読みたくなるページ。
太宰治と対談したらどうなるんだろう。 なんか、基本的にアングラ好きなんだけど しばらくはその類いのもの読む気しないかも。
渋谷到着してイメージフォーラムへ。 シュバンクマイエル映画祭最終日。 最終日なだけあって満員御礼。 こんなに混んでるイメージフォーラム初めて。 どの作品にも凡とした印象を受けるシーンは1秒たりともない。
映画の予告、マーダー・ライド・ショー気になる。 格好いい悪趣味。キラキラ具合がたまらない。 どうでもいいんだけどオフィシャルWEBの上部、 タイトル部分がマダー・ライド・ショーになってるよ、、。 オフィシャルなのに、、。
それと、IZO!!!!!!!! これやばいね。何がやばいって友川かずき。 予告編のBGM、ギターのかき鳴らし具合で友川かずきを感じて ボーカルワンフレーズ目で友川かずきを確信した私は ちょっと凄いかもと思ったけど、私が凄いのではこれっぽっちもなく 友川かずきのインパクトが凄いのだ。 音楽だけじゃなく役者としても出演するようだ。 他のキャストも超豪華。桃ー井ー! 見たいことは見たいんだけど、、血飛沫一杯の15R、、。 予告だけで大分グロ、、(ボブサップとか きききりんが真っ二つになってたりする)。うーん。
映画終わってからフラフラ散歩しつつ渋谷へ向かう。
カッコイイけどボンネットが外れてらー。
山下公園?の裏の細い道を入るとそこはホームレスのたまり場。 ビニールハウスが骨組みからしっかりと作ってあって キャンプ場さながら。ホームレス意外の人はおらず 内心ビクつきながらもテントの花道を進む。 雑然としている中に生活感が見える。 なんとなくスワロウテイルの町並みを思い出させる。 こういう時に、怯え、さっそうとカメラを 構える事が出来なかった自分が悔しい。
ホームレス通りを抜け、右を向くと何とも可愛い色のトイレが。 左を向くと「のんべえ横町」がある。
渋谷は人混み混み。
人がい過ぎなのは勿論、 ネオンやらただ目立つだけの色によって 自己主張された店でごちゃごちゃし過ぎだ。 一見ちょっと雰囲気のいい店も この視覚的にも聴覚的にもキツイこの喧噪から 一刻も早く逃れたい気分に押されてしまい 台なしになってる。 キツサを楽しもうと思えば楽しめるけど 今日はそんな気分じゃなかった。
パルコパート3の巨大マインドゲーム看板に出くわす。 でかすぎて遠くからじゃないと見えなかった。 声優が坂田利夫なのと 音楽が山本精一なのでちょっと見たい。 4℃繋がりでバイト先に原作がおいてあるのだけど これがまたおもしろい。
パルコのパートいくつかの地下に入ってる インテリアのお店が割とよかった。 竹を割っただけの器やお茶やひのきのお香、 本物のお茶を燻して香りを楽しむ茶香炉なんてものも! 外人受けがよろしいようですが 外人向けに作られたような 「無理したジャパン」って感じはなくていい感じ。
その後はちょっと人混みをはずれ シスコのテクノ店へ。 タンテ持ってないと見るとこ少ない。 CDコーナー、オススメ印がついているものは 最近バイトの店長がお店でかける様に 持って来たCDばかりでちょっとうけた。 ここで買ったのかしら。
レコードエリアをちょっとくねくね進んだところにある 3・4(sun sea)という喫茶店が雰囲気かーなーり良。 通いたいけど渋谷なんて用事ないと行かないもんなあ、、。
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