2009年05月03日(日) |
月光のカンタータ観劇日記3 |
さて、どんどん行きますよ。 余談ですが、フツーの日記。 新しいケータイに変えて、日々いじくりまわしているのですが、 どうも、最新ケータイについていけません。 待ち受け画面の中のイケメン(誰とは聞いてくれるな(笑))の上を のんきなイルカがホコホコ泳ぐんですけど。 あれって、どうしたら退治できるんでしょうか?(^^;; あと、受信メールのタイトルがテロップのように流れる場合があるのですが、 あれはいったい何なんでしょうか? 日々勉強です。
それぞれの愛・その2 「耐える愛」 シモーヌ→アルベール
シモーヌは、ジョゼの姉。女性登場です。 (BLワールドにおける、女性の存在価値を知らしめてくれる貴重な存在) シモーヌは、ジョゼの死をアルベールに告げにやってきます。…幽閉先に(笑) 喪服のエリザベートみたいな格好をして。 シモーヌ役のはっぱさん、男役だった事なんかすっかり忘れるほどの、 まぁ〜〜〜〜、それはそれは美しい声! ガラスのようにクリアで繊細で、本当に綺麗なお声でした。 その声で歌われる歌はどれも、グッっと来る! (グッとは来るが、後々状況を考えてみると、え〜っと…とも思う(笑)) ところが、このシモーヌもアルベールラブ(^^;
あの〜…いいんですか?弟の恋人だった男ですよ?
いつからだか知らないけど、とにかく登場したとたん、シモーヌはアルベールに押せ押せ。 だが、シモーヌ→アルベールは、押せ押せなんだけれども アルベールときたらシモーヌの事は 「好きとかキライとか、そいう感情は無い」 …と、言い切ってた始末。BLにおける女の存在ってそんなもん?
その割には、どこをどう押したのやらあっさり婚約。 そして、婚約したわりには、 アルベールったら全然心ここにあらず。 だって、婚約者の居る前でよ? だって婚約者よ?これから結婚する人の前よ?
「私には希望がない 生きるべき意味もない」だの 「すべてを失った」だのと歌っちゃうってどうよ?
それも「私たちが居る〜」ってツッコミ… いや、フォローを入れるシモーヌとフランシスに
畳み掛けて 「あるのは絶望だけ〜」 …聞く耳持たないアルベール。 シメときたら「語るべき愛もない」だわよ。
…フィアンセ…って??(゜O゜; フィアンセには語るべき愛はないってか?
だが、そんな勝手なアルベールの上を行くシモーヌ。
「あの人が幸せならば私も幸せ」
…あんたは、ジェローデルか!
だが、ジェローデルも馬から落ちる程の心の広さ。 最後には 「アルベールの愛する人は私の愛する人よ」 とか言い出しちゃって、あまりにも広すぎる心で、ぶっちゃけ「浮気」の容認どころか 「浮気」の後押しをする強いお方。
それぞれの愛・その3 「忍ぶ愛」 フランシス→アルベール
フランシスは、アルベールの「竹馬の友」…表向きは。 だがしかし。 「男と見れば、とりあえず恋心」が基本らしいBLワールドにおいては 当然、フランシスもアルベールにヨコシマ気分。 だけど、この人の愛は「告げない」ところにあるらしい。 表向き親友の振りして、実はものすごいラブ路線一直線(笑) だが、そんな想いをすべて胸に秘め、 一生友達の振りして、一生アルベールへの愛を心に生きていく決意。
そのわりに、アルベールの中の一番を譲れない人(笑) 俺だけを頼ってほしいだの、君の中の一番は俺だと思っていたのにだのと、 けっこう赤面な心のうちを赤裸々に歌い上げちゃうフランシス。 素直にローランに嫉妬しちゃったりして、いい人なのになぁ…。
いい人なのになぁ…ってのは、フランシス役の石黒説さんの容姿にもよると思う。 なんかこう…いい人なのよ(笑)前回(情熱のパソドブレ)のパパに続き。 そして、さすがオペラ畑の人!歌うま〜〜…心地いいよ〜 はっぱさんとのデュエットは本当に美しい。 (その内容が、揃いも揃ってつれないアルベールにラブな歌ってのが泣けるけど)
それにしても、シモーヌとフランシス、耐久力有り過ぎ… いくら、アルベールの顔も心もこっち向いちゃいなくても、 それでもアルベール一筋なのよ? いっそ、フランシスとシモーヌがくっついてくれたら とても好感の持てるカップルになっただろうにというのが、私の意見。
それでもやっぱりBLワールド。そういうわけにはいかないのです。 報われないシモーヌを慰める振りして、 実はアルベールの中の一番の地位は、 シモーヌにはまだ持っていかれてないと確認しているのだろうか。 だってさ… 「(ローランが来て)アルベールは変わった… シモーヌにさえ優しい」 と、つい口を滑らしちまう彼。
…シモーヌに「さえ」って(^^;; シモーヌの位置、どんだけ下よ!!! (やはり、BLワールドにおける女性の地位と言うのは…以下略)
もちろん、シモーヌだって負けちゃ居ないといえば、そうなんだけど。 アルベールと婚約したというシモーヌへ、 じぇらすぃを見せてしまったフランシスに慰めのお言葉。
「友情を無視されると思ったのね?」
…ゆうじょう〜…惜しいな。 友情じゃないんだよ? それとも、気付いてなお、「友情」と言い切って見せる 牽制の一言だったのだろうか?
続いて「あなたにも誰か想う人が居るのではなくて?」 居るけど、振り向いて貰えなくってねと苦笑いしてみせるフランシスに 貴方もいつか想いが届くといいわねと言うシモーヌ。
…届いちゃっていいのかな。 相手はアルベールなんだよ? それとも、気付いてなお、「別の誰か」と思い込んで見せる、 やはり牽制の…
…ま、どっちにしても報われない二人ですが、歌うまコンビです。
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