**Secret**..miho
主治医からのお手紙
2009年08月30日(日)
私が、唯一、1通だけ
主治医に渡せたお手紙の
主治医からのお返事です。

今でも大事な宝物です


○○さんへ

お手紙有難う。
あなたの心の内が少しわかりました。

病気になって、今まで
自分のがんばってきた事に対する
価値観が変わってしまった事は、
とてもよくわかります。

でも、ここで私の思いを書くと、
“自分の病気の事を一番に考える”
=“自己中心的になる”
“他人の役に立たない”
という考えは違う気がします。

自分の病気とじっくり向きあいながら
他の人たちとつきあったり、
他の人を励ましたりする事は
いくらでもできると思います。

20台で神経難病にかかったりする人は
○○さんだけではありません。

そういった人たちは、
ホームページを開いたり
絵や詩などを書いたりして、
お互いに励ましあったり、
世の中の人たちと
かかわったりしています。

確かに入院が長期になり、
病状の回復が遅く、
これから先の不安な気もちは
痛いほどわかるけれど、
自分の病気と向きあうのを
やめないでほしいと思います。

自分の事、自分の病気の事を
犠牲にして目をそらして、
どうして他の人のために
何かをしてあげられるのですか。

しっかりした自分があって、
両足をふんばって
自分の病気と正面から
向きあっている自分がいて、
他の人の為に何かがして
あげられるのではないでしょうか。

いろいろ書きました。
言葉で表すのはむずかしいのですが、
自分をしっかりもってほしいと思います。

他の人の事だけを考えるのではなく、
自分の事、病気の事も含めて考えてほしい。

その中に看護婦や医師などのスタッフや
他の患者さんたちとのかかわりあいもあり、
励ましあったり、支えあったりしていけると思います。

御両親の思い、私たちスタッフの思いは、
1日も早く○○さんが
心も体も元気になってほしいという事です。

また手紙下さい。   
○○○○

7月29日AM3:30



あれから8年が経つのに、
相変わらず進歩のない私…

今日は、いっぱい泣いたので、
また明日から頑張ろうと思います。
ご心配をお掛けしました(_ _。)

少しずつ笑顔を取り戻せるように、
今後も私らしく一歩ずつ
自分を見失わないように
歩んで行こうと思います。
m a i l



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