**Secret**..miho
手作りクッキー
2004年04月18日(日)
私のお母さんはお料理が上手で、バースデーやクリスマスのケーキは小さい頃からずっと、必ず毎年お母さんの手作りケーキでした。そして、私はよくそのデコレーションを任されていました。私と違って、お母さんは細かい作業が嫌いなのです。。σ(^_^;)最初の頃は、つまみ食いができるという事で張り切っていたんだけど、だんだん大きくなるにつれて、自分でも最初から全部作ってみたいという意欲が湧いてきて、お菓子作りに興味を示すようになっていきました。

私がお菓子作りを好きになった決定的な出来事は、小学2年生の2月14日、バレンタインデーでの事でした。その日、クラスの女子が男子にお菓子を作ってプレゼントをするという学級会が行われ、私は初めてクッキーを作る事になりました。お母さんに一番簡単そうなレシピを借りて、それを見ながら正確に作っていきました。それは本当に初歩的なレシピで、ただバターと砂糖と卵と小麦粉を順々に分量通りに混ぜて、端っこを少しだけ切ったビニール袋にそのタネを入れて、鉄板に適量ずつ絞り出していき、最後にそれらを焼くだけの作業でした。その名も「絞り出しクッキー」。

飾りっ気のない素朴なクッキーだったんだけど、初めて作ったクッキーは我ながらおいしく出来上がって、これならきっとクラスの男子たちも喜んでくれるだろうと思いました。予想通り、私の手作りクッキーは評判が良くて、みんな「おいしい」と言って、全部なくなるまで食べてくれました(*^_^*)♪中でも、当時片想いだった男の子が、「お菓子作りが上手なんだねぇ♪♪さすがは女の子だぁ。」と褒めてくれた事がとても嬉しくて、その時点から、お菓子作りに目覚めたのです(〃▽〃)♪クラブも主に調理クラブだったよ☆特にクッキー作りは、今では私のレパートリーになっていますv(*'-^*)~ミ☆

単純なきっかけなんだけど、小さい頃の自信って、意欲にも繋がっていって大切な要因だと思うんだ。もしも初めて作ったクッキーが大失敗に終わって、苦い思い出となってしまっていたら、私は今頃お菓子作りが大嫌いになっていたかもしれません。性格的に細かい作業が好きなので、特に手間隙のかかるクッキー作りは、私には合っていたのかもしれないなぁ♪心を込めて工夫を凝らせば凝らすほど、おいしく可愛く出来上がるんだもん(〃∀〃)♪お菓子作りが好きだけど面倒臭がり屋のお母さんは、クッキーだけはあまり作ってくれませんでした(^_^;)ゞそれと、バレンタインチョコのトリュフです。これも私のレパートリーで、小学生の頃から毎年バレンタインデーには必ず作っていたんだけど、病気になってからは、しばらく小休止中です(*ノ_;)

私は小さい頃から、プレゼントに関しては「手作りに勝る愛情表現はない」というポリシー(?)を持っています。だから、恋人でも友達でも身内でも、大切な人には、必ず一度は私の手作りクッキーをプレゼントするのだぁ(^-^)私の愛情の印だよ(-.-*)元カレとは付き合いが長かったので、きっと10回以上はプレゼントしただろうなぁ(^_^;)他にもマフラーとか編み物も頑張ったよ☆でも、やっぱり手作りクッキーが一番得意かなぁ(*^〜^*)男性の場合、趣味がよく分からないので、たいていプレゼント=手作りの物でした。片想いだった人たち、学校の先生方、大好きな友達、親戚の人たち、そして今の彼氏のために、今までいっぱい作り続けてきたな…思い返してみると、これも私の長い歴史になっているんだなぁって、しみじみと実感してしまいました(*'ー'*)♪

最後に、最も大変だったクッキー作りの大切な思い出をお話します(*^▽^*)私の退院日に、神経内科病棟のお医者さん&看護婦さん全員に手作りクッキーをプレゼントしたのだぁヾ(*^。^*)ノ♪一年間もお世話になった人たちに、私から何かしてあげられないかなぁと考えてみて、思い浮かんだアイディアは、私の手作りクッキーでした。でも、退院した後に渡しても意味がないと思い、退院日まで前々から色々な計画を立てていました。退院日(9月1日)のために、6月の後半辺りから毎週末に試験外泊を行っていたんだけど、退院の兆しが見えてきた8月頃から、試験外泊中に、人数分の可愛いラッピングやリボンを買ったり、着々と計画を実行していきました。みんなをビックリさせるために、当日まで内緒にしておかなくちゃ( ̄b ̄)♪

それで、退院一週間前の最後の試験外泊のために外泊届けを出した時に、主治医から「あと一週間だけなんだから病院にいればいいのにぃ。」と、笑われちゃったけど、私には一番大事な秘密の作業が残っているんだもん☆そして、1泊2日の最後の試験外泊中に、見事に約50人分の手作りクッキーを作り上げました☆もう無我夢中だったから、怠いなんて言ってはいられませんでした。一人分が6個くらいしか出来なかったけど、ちゃんと一人一人のプレゼントをラッピングして、それらをまとめてサンタクロースみたいな大きな袋に入れました。そして、退院日に両親に持って来てもらって、代表で婦長さんに手渡しました☆みんなビックリしてとっても喜んでくれたよぉ(≧∇≦)私も心置きなく退院する事ができました。でも、とっても寂しくて、記念写真では大泣きをしちゃったよ(ノ△・。)これも全て私の大切な思い出です(^-^)

これからも手作りクッキーを通して、少しでも多くの人たちに、私の気持ちをほんの少しでも伝えていけたらいいなぁ(*^▽^*)♪




m a i l



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