♡万年ロング♡ |
2004年03月13日(土) |
私は恐らく「万年ロング」なんだと思います。つまり、自分の中で「私のヘアスタイルは絶対にロングじゃなきゃダメ!!」という固定観念みたいなものが生まれながらに植え付けられているような気がします。自分は髪が長い方が似合うんだぁというよりも、髪の性質や顔の形からして、自分は絶対に短い髪は似合わないんだっていうコンプレックスのようなものを常に感じているのです。いや、本当に似合わないんだもん…(-_-;)それと、私は昔から長い髪に対する憧れの気持ちもあったのだと思います。幼い頃に私が描いたお姫様の絵は必ず腰よりも長いロングヘアでした。リカちゃん人形よりも髪の長いティモテちゃん人形の方をおねだりしたし、着せ替え人形では髪の長い女の子を一番に可愛がっていたし、とにかく女の子は髪が長い方が可愛いんだと勝手に思い込んでいたみたいです。
でも、その憧れの気持ちの裏には、実は様々なコンプレックスが潜んでいたのです。特に髪の性質に関して、私は生まれた時は男の子みたいに髪の量が少なくて髪の質もサラサラで、小学校へ上がるまではずっとショートヘアでした。だから、幼い頃の写真を見たら、まるで別人のような感じがしますσ(^_^;)そして、小学校へ上がって自分の好みもはっきりしてきた頃には、長い髪に対する憧れの気持ちも芽生えてきて、それ以来ずっとロングヘアでした。毎朝お母さんに「今日は三つ編みにして♪」「今日はポニーテールにして♪」「今日は二つくくりにして♪」と、うるさく頼んでは長い髪のヘアスタイルを色々と楽しんでいました。決して肩よりもショートにしようとは思いませんでした。
しかし、小学4年生の時に、当時仲良しだった親友と思い切ってお揃いでおかっぱにしようと、危険な試みを行ったのです。30cm以上はカットしたと思います。美容師さんに「本当にいいの?」と聞かれたんだけど、お揃いだったら何だって大丈夫♪という落とし穴にはまってしまって、結果は大失敗でした。二人とも泣くに泣き切れないほど後悔しました(≧_≦)周りは似合っていると言ってくれたんだけど、短い髪の感覚を全く知らなかった私は、まるで身体の一部が一瞬にしてなくなってしまったかのような深い悲しみに襲われたのです。そこで改めて、もう二度と髪を短くなんかしない!!と、固く誓ったのです。ここで、ロングヘアに対する固定観念が私の中で決定されてしまったようです。
小学校の高学年辺りから、私はストレスを受けやすく神経過敏な性格になっていきました。極度に内気で上がり症、そして何事も一人で抱え込んで我慢をしてしまう…それでいて無茶をしてでも頑張ってしまう性格でした。ある日お母さんがいつものように私の髪を結んでくれていると、円形脱毛を発見したようです。当時の私の髪は昔のようなサラサラ感が一つもなくなってしまい、髪の量は多くなって髪の質もゴワゴワのクセ毛になってしまいました。恐らくその当時からホルモンのバランスに異常が現われてきていたんだと思います。そのため、ますますショートヘアになんかできない状態になってしまい、常に髪を結んでゴマかしておきたいという気持ちでいっぱいでした。
中学校へ上がり、女子の髪型はおかっぱか二つくくりのどちらかじゃないとダメだという学則だったので、私はもちろん二つくくりの方を選びました。そして、中学2年生の時に学則が改正されて、ショートヘアとお下げの三つ編みも許可が下りたので、それ以来ずっと私のヘアスタイルはお下げでした。しかもクセ毛だったから、かなりの太巻きでした σ(^_^;)その頃から自分の髪を何度も恨みました。そこではもうロングヘアが好きだとかそういう段階ではなくて、綺麗な髪じゃないがためにショートヘアにできないんだというコンプレックスでいっぱいでした。髪を櫛でといていて絡まった時に、急に腹立たしくなって、絡まった箇所を思いっきり引っ張って、自分で抜いちゃった時もありました。
高校へ上がり、髪形がほぼ自由になり、ただ肩よりも長い場合は結ぶようにと学則で定められていたので、入学当初は毎日ポニーテールをして高校へ通いました。ポニーテールなら自分でも結べたから(・・。)ゞそして、二つに分けて三つ編みをし、それらを輪っかにして結んだりと、ヘアスタイルを自分で好きなように楽しむようになりました。高校時代から色々とオシャレ感覚にも芽生えてきたので、その分、余計に自分の髪に対するコンプレックスが浮き彫りになっていきました。そんなある日、友達からストレートパーマの話を聞いて、ぜひ自分もやってみたいと思って試してみました。本当はストレートと言えどもパーマだから、学則で禁止されていたんだけどねぇ。。それで、予想以上に真っ直ぐなサラサラヘアになったので、調子に乗って念願のショートヘアにしてみました。短い髪になってしまったショックは全くなく、むしろ自分でもそれが可能になったという事に喜びを感じていました。それ以来、高校時代は定期的にストパーを当ててショートヘアで過ごしました。
大学へ入り、病状がどんどん悪化していく中、オシャレをする気力さえ失われていきました。顔の症状からどんどんひどくなり、今度は自分の顔に対するコンプレックスがだんだん大きくなっていき、できるだけこの醜い顔を覆い隠してしまいたい!!という気持ちが生じ、やっぱり自分にはロングヘアが良いんだと再確認しました。ショートヘアは顔が小さくて綺麗な人が似合うのだと思っていたから…もともと私は長い髪に慣れていたし、ロングヘアの方が自分に合っているような気がしていたので、せめて髪だけでもオシャレをしようと心掛けてみました。そして、大学時代からカラリングを始めたので、髪を傷めないようにとストパーを卒業しました。でも、当時は本当に病状がひどくて、他の事にまでいちいち配慮なんかしていられなかったんだよね…とにかく自分の全てが憎くて、生きている事がとても辛かったです。
そして入院…ステロイド剤を大量に服用していたために、その副作用で脱毛が激しくなり、髪がどんどん抜けていきました。でも、毛根はちゃんと生きているので、頭がツルツルになる心配はありませんでした。頭のてっぺんに新しく生えてきた短い毛がツンツンと立ってしまう事が嫌でした。。☆(+―+*)それでもやっぱり全体的に髪の量はかなり減って、それがお薬の副作用のせいだと思うと複雑な気持ちだけど、今まで髪の量が多くて悩んでいたので少しだけ嬉しかったです☆抜け毛によってゴワゴワだったクセ毛も新しく生え変わったのか、髪の質も以前よりかはだいぶ良くなってきたみたいです?!やっぱり以前のような髪の異常は病気のせいだったんだなぁ…病気の治療と共にホルモンのバランスも次第に整っていき、髪の量も質もちょうど良くなってきているみたいです(*^_^*)♪
そして退院後、私は今でも相変わらずロングヘアです。恐らくよっぽどの事件(?)でも起こらない限り、短い髪にはしないと思います。よく失恋をした時に髪を短く切るって言われるよね(←古い(^_^;))何だかその気持ちがよく分かるような気がします。今では爪までも同じような状況になっていて、長いままで短く切る事ができなくなっています (*・_・*)ゞ髪も爪も、切っても痛みは感じないものの、今ではすっかり自分だけの型にはまっていて、必要以上に短くする事ができなくなってしまっています。何だか自分じゃなくなってしまうような、そんな恐怖感があるんだよね…それに、私は何事にも安定性を求めてしまうから、突飛もないイメチェンなどはハメを外しそうで怖いのだぁ(+―+*)だから、私は流行を追わない定番好きでもある、典型的な平凡ッ子なのです。
でも、ロングヘアに関しては、テレビなどでロングヘアの女性を見ていても、この人も私と同じで「万年ロング」なんだろうなぁって思う時がしばしばあります。そういう人たちは、一度イメチェンで髪を短くしてみても、必ず再び長い髪に戻るんだよね。やっぱり髪が長いという事にその人だけの落ち着ける要素みたいなものが何かあるんだろうなぁって思います。ショートヘアに関しては、そんなにロングまではいかないけれど、短い髪に固定せずにけっこう長くしてみたりと色々な変化が見受けられるんだけど、やっぱりロングヘアの人には、その人だけの特別な思いがあるのかなぁって思います。それは存在する物を失う怖さと似ているのかなぁ…ちなみに、昨日の美容院では、カットと共にシャギーも入れてもらったので、私的には全体的にけっこう短くなってしまいました(>_<)でも、肩は十分に越えているので一応ロングヘアだよ☆ う〜ん…栗色はちょっと失敗だったかなぁ。。髪が重たく見えちゃうよぅ(*ノ_;)
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