新月の夜に約束しよう
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オランダ−デンマーク戦の後半戦に夢中になっていた。 娘を寝室に追いやったり、片づけをしたりと妻がせわしなく動いているのは目の端で追いかけていた。 「寝ちゃうかもしれないけど、ちゃんと起きるから」 歯磨きを終えてパジャマ姿。その手には雑誌一冊。 「かもしれない」ではなく、寝る気満々だ。 私は軽く手を振った。
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それは確かに寝たままでは困るね、と私は知られないようにひとり笑った。
日本は虎の子の一点を守り切って、初戦をものにした。 私たちが心配していたことが一つクリアになった良い日。
朝起きたら、きれいな青空が枕に頭をのせたままでも見えた。 妻は不機嫌そう。 仕事の日に限って雨、というのが気に入らないのだ。 ついでに、キャンプに行こうとしている週末も雨。 どちらに転んでも、この時期に満足のいく天気の配列は望めない。
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