2019年02月24日(日) |
Cornell & Diehl・Byzantium |
というワケで開封。 少々暖かくなってまいりました。ホントかな。また冷えるんじゃ無いんですかねどうせ。などと思いつつも暖かい日は大歓迎であります。陽気に浮かれた珍走団が集団ヒステリーを起こしはじめるのを除けば、ですが。赤の他人の寛容に甘えながら俺様面をされたのでは気持ち悪くてかなわんです。ぶんぶんぶぶぶんがそんなに自慢なら家に帰ってママにでも聴かせてあげたら如何でありましょうか。
などと小五月蠅い坊やたちにウンザリしつつ自転車屋へ向かいます。ロードの方々が信号待ちの時などにサッと喉を潤す姿が羨ましくなったのでワシもボトル装着を、と考えた次第であります。目指すはCBあさひ横須賀店。もう少し近くにもお店はあるのでありますが横須賀の方がパーツや用品の在庫が多いのであります。愛車的には里帰りでありまして初めて乗り出した帰路に坂道でワシを抜き去ったアシストの付いていないママチャリの後姿が汗と涙で滲んだ哀しい思い出などが蘇ったりもする道程であります。くそっ。今なら負けんぞ掛かって来いやネーチャン。などと負け犬の遠吠えを発しつつもホントに出て来てまた負けたりすると立ち直れませんのでホドホドにしなければなりません。小声で威張り散らしつつ無事到着。息切れで小声しか出ませんですよもう。
2階に上がって物色いたします。ホルダーは樹脂製の方がオシャレでカコイイ感じもいたしますが多分寿命が短いでしょうから金属製のモノを選んでみます。紫外線劣化云々では無くワシが粗忽だという事であります。ボトルは派手過ぎず地味過ぎずのモノを色だけで決定。その他にも色々と見たかったのでありますが見てると間違い無く欲しくなってまた散財となりますので我慢いたします。プレスポはホイールとフォークを換えると大幅に軽くなるという話もあったりいたしますので興味は大有りなのでありますがまあその前にまだやれる事があるだろう、と。10Kmちょっとで息切れしている愚鈍体をまずは何とかしなければイケマセン。帰りは少し遠回りをしましょうかね。週に一度5Kmくらい余計に乗って何とかなる事は無いのでありましょうが少なくとも何とかしようとしている気分にはなれたりいたします。ちなみにお値段は両方で1200円少々でありました。水が満タンだと600g程の重量増になるワケではありますが渇いた喉にその水を流し込んだ瞬間にはそれを甘受する価値があるのでは無いでしょうかね。多分。
北久里浜方面を経由して帰宅。随分と走った気になっておりましたが数値を見たら25Km程でありました。乗り慣れた方なら漸く身体が温まりはじめたくらいの距離かも知れませんがワシ的には冷たくなる一歩手前であります。半死半生で帰り着きお風呂を沸かしながら昼飯を食いゆっくりとお湯に浸かって強張った脚を解します。尤もその程度で解れる様な立派な脚は持っておりません。ダルさが消えるのは明後日くらいの事でありましょう。ボトルホルダーを取り付けた愛車を眺めつつ湯上りの一服をいたします。少々強めのヤツにしましょうかねと選んだのはByzantiumであります。葉組がラタキア・ターキッシュ・ペリクという個性派ばかりでありまして今まで手を出しあぐねていた一品であります。だって、どんな味なのか見当もつかないもの。例えるならネギとチャーシューと卵だけ炒めてチャーハンですと言われているみたいな。ちょと違いますかね。でもそれくらい濃ゆそうなイメージなのでありますが強めの一服が欲しい今なら美味しくいただけそうな気が。
ジップロック・バッグから出て来たのはやや色暗めで湿り気味のリボン・カットでありました。ラタキアの良い薫香がいたしますがそれ程強い感じでもありません。湿っているので気持ち軽めにボウルに詰めます。恐るおそる点火。あれ。美味しいじゃん。まあ美味しいから製品化されてるワケではありますが。気持ち強めながら冬場には程好いくらいのラタキアにねっとりとした甘みが絡みます。レビューにRed Odessaのバージニア抜き?いや違うと書かれている方がいらっしゃいますがワシ的にはこの甘みは以前のRed Odessaが持っていたモノでは無いかと。ワシはレシピ変わったと確信しておりますが今語らなくてもええですな別に。実に自然かつ濃厚な甘さであります。ペリクもそこそこ存在感はありますが強過ぎる事はありません。強いて難を言えば奥行きというか複雑さというかそういうモノにやや欠けるかも知れませんがそれを補って余りある美味しさであります。吸い口は程好いミディアム・ライト+。これまた決して強くありません。火を大きくするとターキッシュ独特の舌触りがあったりもいたしますがわざとやらないと出て来ないレベルであります。バージニアもバーレイも入っていないという少々毛色の変わったブレンドでありますが冬場のローテーション入り確定の逸品でありました。これぞバルカン・ブレンドと思いたいところであります。ラタキア好きな方は是非、お試しを。
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