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『だらしな日記』という本を読んだ。
いやもうスゴイんです。
なにがスゴイって、
この本の著者、藤田香織さんのだらしなさっぷり。
干した洗濯物は一週間くらい放置プレイ。
トイレの後、手は洗わない。
お風呂も何日も入らない。
部屋は散らかり放題。
体脂肪40%超。
使い捨てコンタクトレンズを一週間入れっぱなし。
ノーブラで外出するとき、ニプレスがわりにガムテープを貼る。(←!!!)
体重で座っていた椅子を壊す。
たまっているゴミをなかなか出せない。
居間のカレンダーは去年の6月のまま。
いやもう!
他人とは思えない! (←えっ!)
…と書くと、社会人としての信用にかかわるので
私はも少しちゃんとした生活をしています。
ということにしておきます。
それにしても、どうして他人のダメ人間っぷりを読むのが
こんなにおもしろいのだろう。
自分と同類を見つけた安心感なのか、
自分はまだマシだと安心したいのか、
そんなヤツ本当にいるのか〜、とツッコミたいのか、
きっとそれらの理由がないまぜになっているのだと思う。
私だって他人のことはいえない。
土曜日の燃えないゴミの日、
早起きできなくて
ゴミを一ヶ月くらいためこんでいたときもあるし、
(でもちゃんとビンとか缶とか洗っているから平気)
ここ2週間ばかり、美容院に行きたくても行かなかったのは、
時間がとれなかっただけじゃなくて
美容院の会員カードが見つからなかったからだし、
(探すのはあきらめて、今日美容院に行ってきました)
うっかりしていると、すぐ部屋が散らかりまくるし、
(今のところ、部屋の修理に人が来るのでわりとキレイ)
この他にも、やらなくてはならないことはよくわかっているのに、
普通の人ならちゃんとできることができなくて
ヘコんでしまうことが多いのだ。
同級生などが、結婚して、子どもを産んで、
家事をテキパキとこなし、仕事もバリバリとやって、
世間というものとうまくつきあいながら堅実な人生を送っているのに、
今の生活だけで、いっぱいいっぱいの自分が
時々どうしようもない人間に思えてきてしまう。
いくらヘコんでも、世間並みに拘って無理したら
ぶっ倒れてしまうのはよくわかっているので、
多少だらしなでも、自分のペースでやっていくしかない。
上を見ればキリはないから、
時々下を見て、自分の足元を見つめ直す、
ダメ人間の話は、そんなときの何かの指標になると思う。
(でも、何の指標だろう…)
ちなみにこの本、ちょっとでも
「私ってヤバいのでは…」という人にはオススメ本。
でも、女性に対して幻想を持っている男子にはつらいかもね。
ま、そういう幻想は早々に打ち砕かれたほうがいいと思うよ。
うん。
・だらしな村
・だらしな(ときどき)日記
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