Sun Set Days
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2003年05月27日(火) |
横濱カレーミュージアム+『ジェーン・バーキン』 |
14時過ぎに部屋で26日のDaysを書いてから出掛けてきた。行き先は関内。横浜駅から3つ目の駅で、横浜スタジアムのある駅だ。
以前にも書いたことがあると思うのだけれど、僕は休みが平日でしかも一ヶ月毎にシフトを作っているので、必ず何曜日が休みということがない。ある週には月曜日と金曜日が休日で、他の週には金曜日が木曜日に変わったりする。友人に言わせれば土日が休みじゃないのは困るとのことなのだけれど、個人的にはそうは思わなくて、業種を選んだ時点からそんなことはわかりきっていることだし、とりあえず平日の休日はどこも空いているので個人的にはかなり重宝しているのだけれど(採用を担当している時期には週末が休日だったけれど、どこも混んでいて辟易してしまったし)。 ただ、一つだけ困ることがあって、それはコンサートとかライブとかの予約をしづらいことだ。
大抵の場合、人気のあるアーティストのライブなどは、数ヶ月前にチケットが発売され、あっという間に売り切れてしまう。つまり、上記の僕の状況では、チケットを取るときにはある種の賭けをしなくてはならないのだ。その日が休日かどうかわからなくても、とりあえず予約をするしかないという賭けを。うまくいけばその日が休日で、目当てのコンサートやライブを観ることができるのだけれど、うまくいかなければ残念ながらチケットは誰かに売るしかなくなってしまう。仕事の日に早く終わらせて行けばいいのにという意見もあるかもしれないけれど、たとえばいまなら仕事の日は早くても22時まではかかるので、コンサートは終わってしまうというわけだ。
だから、必然的にコンサート関係は躊躇してしまうことが多い。ただ、結構利用しているサービスがあって、それは「e-plus」というチケットサイトのサービスのひとつ「得チケ」だ。以前にもちょっと書いたけれど、これは、公演が直前に迫っているにもかかわらず売れ残っている演目について、ハーフプライスとか○円引きなどでチケットを販売しているもので、本当に直前(来週などに公演)のものが多くて、重宝するのだ。
翌週の公演などの「得チケ」だと、休日のシフトがわかっているので予約できるかどうかすぐに判断がつくし、ハーフプライスなどでは、定価だとちょっと……というようなものでも、観てみようかなという気にもなるし。CDのジャケット買いにも似た感覚でコンサートやライブを観に行くことができるというものだ。
それで、今日は神奈川県民ホールで行われたジェーン・バーキンのコンサートをハーフプライスで観てきたのだ。
まずは関内に着いてから、伊勢佐木町モールへ。時間に余裕があったので、まずは前から行ってみたかった「横濱カレーミュージアム」に行ってきたのだ。最近改装を終えてリニューアルしたカレーミュージアムは、雨の平日だったせいかそれほど混んではいなくて並んだりすることもなかった。新横浜にあるラーメンの方と比べると入館料が無料なところは良心的で、結局2つの店で食べた。 大阪せんば自由軒の「インディアンカレー」と、博多伽哩本舗の「やきカレー」。どちらもちょっと風変わりなカレーといった風でそれぞれおいしかったのだけれど、ストレートないわゆる普通のカレーでおいしい店もあればいいのにとちょっと思ってみたり。他にもうどんとかスープカリーとか、やや特殊というか変わり種の店が多かったし。 ただ、近いし、カレーは好きなのでまた来たいなとは思ったのだけれど。
カレーミュージアムのホームページのURLです。
http://www.currymuseum.com/
それから、神奈川県民ホールまで傘を差しててくてくと歩く。ジェーン・バーキンが神奈川県民ホールに来てもいいのだろうか? とちょっとだけ思いながら。
ジェーン・バーキンはイギリス生まれの女優・シンガーで、フランスの鬼才セルジュ・ゲンスブールの元妻で、女優のシャルロット・ゲンスブールの母親でもある。昔ミニシアターで『ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ』と『スローガン』を観たことがあって、その60年代フランスの独特の雰囲気を体現しているような様に映画自体はそれほど好きではなくても見惚れてしまったことを思い出したりもして、それで今回せっかくだから行ってこようと思ったのだった。
座席は5分の3ほどしか埋まってはいなくて、そういうものなのかもしれないと思いはしたのだけれど、それでもステージに立つジェーン・バーキンはとても魅力的で美しかった。1946年生まれだからすでに50代だというのに、きれいに年をとるというのはああいうことなのかと思ってしまうくらいに。赤いドレスも似合っていたし。 座席は前から10列目で、端の方ではあったのだけれど、それでも目を凝らせばジェーン・バーキンの姿を見ることができた。フランス語と英語(それからカタコトの日本語)を織り交ぜたMCはほとんど理解できなかったけれど、それでも繊細な雰囲気のようなものが感じられるステージだった。 ちなみに、観客の8割は女性で、年代は見事にバラバラ。学生くらいから老婦人まで。
歌の方はほとんどが知らない曲だったということもあってそれほど入り込めなかったりはしたのだけれど、かつての伝説的な人物を間近で見ることができるなんてすごいなと思いつつ、見ていた。リアルということには、やっぱりパワーがあるよなとも思いつつ。
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お知らせ
『スローガン』でのジェーン・バーキンはかなり魅力的なのです。
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