Sun Set Days
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2003年05月26日(月) 『サラマンダー』+『トゥー・ウィークス・ノーティス』

 27日は午前4時少し過ぎに帰ってきた。1次会約60人、2次会約25人が参加した職場の飲み会に参加していて、近くに住んでいる後輩たちと一緒にタクシーで帰ってきたのだ。眠りについたのは午前5時少し過ぎで、昼間まで眠っていた。7時間の睡眠なのだけれど、午前中の眠りは夜眠るよりも熟睡したような気分になるから少し不思議だ。

 飲み会はアルバイトもたくさん来ていて平均年齢が低かったせいか、ほとんどの人のペースが異様に早く、全部で5人くらいの人が吐いていた。なんだか学生の飲み会みたいなノリだなあと途中で思いながら、ほとんどお酒が飲めないのはこういうときには得なのだかそうじゃないのだかとぼんやりと考えてみたり。千鳥足になっている人を久しぶりに見た。ろれつが回っていない人も。高すぎるテンションの人も。


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 昼間眠っていると、いかに周囲が様々な音で溢れているのだということに改めて気がつかされる。僕がいま住んでいるのは静かな住宅地の一角にある3階建ての建物なのでかなり静かではあるのだけれど、それでも車の音や、子供の声、それから近くの家を建て替えている一画から聞こえてくる工事の音などが断続的に響いてくる。それで何度か目を覚まされた。電話も二度鳴った。一つは午前9時の間違い電話で、「岩崎さんのお宅ですか?」「違います」ガチャ。もうひとつは11時。「失礼ですがご主人様ですか?」「違います」「息子様ですか?」「違います。一人暮らしなんで」「そうですか失礼しましたお墓のご紹介の電話だったので……」ガチャ。

 ああいう、お墓やマンションの営業の電話って、名簿をどこから取り寄せているのだろうということと、実際に話が展開することがあるのだろうかということの両方をいつも不思議に思う。少なくとも僕は突然電話がかかってきたところから自分のお墓は買わないと思っているのだけれど。

 いまは14時過ぎで、久しぶりに午後のんびりとパソコンの前に座っている(月火と久しぶりの連休なのだ)。昨日買った鬼束ちひろのマキシシングルとマドンナを聴きながら、ぱちぱちとキーボードを叩いている。窓の外は随分と灰色の曇り空で、そういえば今朝変えてきた頃には小雨が降っていた。それがどういうものであれ朝帰るときには隙間に入り込んでしまったような感覚があって、あと2時間もすれば動き始める路地や通りが、その時間だけまったく別物のように見えてしまうのは少しだけ愉しみになるようなことだと思う。いつも見知った道路のはずなのに、曲がってみるとどんな景色が広がっているのだろうと想像してしまうのは、夕方とか夜明けとかのやっぱり境目の時間だ。

 タクシーはコンビニの前で降ろしてもらったのだけれど、コンビニがまだなかった頃の午前5時のことを、いまではちゃんと想像することができなくなってきているのだから不思議な感じはする。

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『サラマンダー』と『トゥー・ウィークス・ノーティス』を観た。
 日中にシネマコンプレックスで。
『サラマンダー』はひさしぶりにパンフレットを買わなかった映画。僕は以前にも書いたのだけれど基本的には観た映画のパンフレットはできるだけ買うようにしている。いつか、遠いいつかぱらぱらとめくったりすることがないとも言えないし。そしてそういう気分になったときに手に入れることがとても難しいものだという気がするし。
 けれども、やっぱりそこにはある程度の基準のようなものがあって、それを超えないとさすがに手が伸びないときもあるのだ。
 で、『サラマンダー』はそういう映画のひとつだった。映像はすごいし、迫力もあったのだけれど、それでも、やっぱり……。

『トゥー・ウィークス・ノーティス』はサンドラ・ブロックとヒュー・グラントが主演の映画で、それに惹かれて。『フォー・ウェディング』以来、ヒュー・グラントが出てくる作品はなんだかんだで観に行ってしまっている。『ノッティングヒルの恋人』も『アバウト・ア・ボーイ』も。どれもすごく好きというわけではないのだけれど、それでもやっぱり観に行ってしまう。
 こちらの方は普通に面白かった。月曜日の昼からの回を観に行ってきたのだけれど、シネマコンプレックスの中でも小さなスクリーンはそれなりに埋まっていて、ほとんどが主婦っぽい二人連ればかりだった。平日の昼間の客層。僕の斜め後ろに座っていた二人組は、笑えるシーンで声を上げ、ロマンティックなシーンでは「まあ……」とか言っていたけれど、そういうのもトータルで面白かったりもして。

 それにしても、先日の『マトリックス リローデッド』の午前1時30分からの回にも大半の若者に混じって50代くらいの男女の姿があったりもしたのだけれど、映画を好きな人は老若男女問わずに多いのだよなとあらためて思う。才能ある人たちが何億もを費やして作りあげたものを1800円で観ることができるなんて、やっぱりよいことだ。とても。


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 お知らせ

 今日はこれから出掛けてくるのです。夜にも更新(予定)。


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