Sun Set Days
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2002年11月03日(日) |
『tokyo.sora』+二子玉川 |
今日は渋谷まで『tokyo.sora』を観に行ってくる。ずっと観たいと思っていて、けれども1週目は混んでいるだろうなと思って、2週目に観に行くことにしていたのだ。My Favoriteの中にあるインテリアのページで、カラーボックスの側面にこの映画の写真を貼っているのに気がつかれた方もいるかもしれないけれど。 ずっと気になっていたのだ。
1時35分からの2回目の回に行く。道玄坂沿いにある「シネセゾン渋谷」。それなりに列が伸びていて、漠然と女の人かカップルばっかりだろうなと思っていたのだけれど、意外と男1人の姿も多い。ふと、「井川命」とかいうトレーナーとか着ている人はいないかなとか思ったのだけれど、もちろんそんな人がいるはずもない。「本上最高」とか。
映画は本当によかった。何でもないシーンで何度か泣きそうになる。元々が涙もろいのでまあ仕方がないところがあるのだけれど、それでもやっぱりよかった(ちなみに、今日は予告編でも一度じわっときた。僕は予告編で泣くことができるという特技を持っているのだけれど、今日のその予告編は『マーサの幸せのレシピ』というドイツ映画。もうベタな類推できるような展開の映画なのだと思うのだけれど、そういうのが大好きなのだ。絶対観に行こうと心に決める)。
映画については、あんまりにもよかったので「My Favorite」の方に長々と書く。
映画を観終わった帰り、渋谷の街を駅に向かって歩く。相変わらずたくさんの人がいて、なんだか不思議な感じがする。それから地下に降りて東急に乗り、パンフレットを読みはじめる。そして、電車が二子玉川駅に着く直前に地下から地上に出るのだけれど、ちょうど夕日が空をオレンジに染めている時間帯で、思わず二子玉川で降りてしまう。最寄り駅まで切符を買っていたのに……。 けれども、窓から夕日を見て、よい映画を観た余韻もあって、散歩に行かないとならないし、写真を撮りたいと思ったのだ(デジタルカメラはたいていの場合肩掛けカバンの中に入っている。「備えよ常に」と果歩も言っているし)。
夕日が沈むのは早いので、駆け足で長い階段を降りて、改札口を抜ける。そして、以前と同じ道を通って多摩川沿いに出る。以前は早朝だったのでジョギングをしている人など少ししかいなかったのだけれど、いまは夕方なのでたくさんの散歩している家族や、河川敷に座っている恋人たちがいる。 歩きながら、ときどき立ち止まって何枚か写真を撮った。映画の中の東京の空は、ビルの谷間から見上げるようなものが多かったけれど、多摩川から見る空は随分と広い。何羽かの鳥が連なって飛んでいて、遠くの森のようなところの方へ消えていく。バーベキューか何かをしていたような若者たちのグループがいる。釣りをしているおじさんと、一眼レフのカメラを3脚に載せているおじさんがいる。風はあまり強くはないけれど結構冷え込んでいる。ただ、それなりに厚着はしていたのと、歩いていることもあって、少しは暖かくなる。
何枚かの写真を撮った。今日のTopの写真もそのときに撮ったものの一枚だ。11月3日の夕方の多摩川の空。反対側の岸辺にある家々の影と、その先の空だ。
しばらく歩いてから二子玉川駅まで時間をかけて戻り(すっかり暗くなってしまった)、そのまま二子玉川駅を通り抜けて高島屋SCに行ってくる。マフラーが欲しいなといくつかのお店を見たのだけれど、結局買わないことにする。かわりに、地下の食料品売り場でケーキを買う。いろいろ見ていたら引き寄せられてしまったのだ。どの店のも美味しそうだったのだけれど、和菓子も捨てがたかったのだけれど、「HENRI CHARPENTIER」のやつにする。いろいろなデパートに入っているところ。
それからまた東急に乗って帰ってきた。 部屋に帰ってきてから、コーヒーと一緒にケーキを食べる。おいしかった。
売店で買った『tokyo.sora』サウンドトラックの中の「トライフルソング」を繰り返し聴く。今日の今日で入り込んでいるところはあるけれど、今年の中でも最高の名曲のひとつだと思う。わずか2分の曲なのだけれど。藤原ヒロシの「I dance alone」のようなイメージの曲だ。
夜に後輩から電話がかかってきて、日経のガイアなんとかという番組で就職についての特集をやっていると教えてもらう。仕事柄参考になるかなと見る。5人に1人の大学生が就職をせずにフリーターとなっている。サラリーマンに魅力がないと感じている、などというところからはじまり、フリーターをしながら道を探している人、独立した人、就職した会社を1月で辞め再就職活動に励む人などが登場してきた。いろいろと考えさせられる。
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お知らせ
My Favoriteの傾向が重なる人は、『tokyo.sora』を気に入るんじゃないかと思います。もう一度観たい……。
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