創造と想像のマニア
日記というよりもコラムかも…

2005年05月14日(土) こういう時の「活字倶楽部」

昨日手に入れた「薬屋探偵妖綺談」を再読したくなり、薬屋モードになっているのですが、ちょいと目を痛めて読んでおりません。
だからというわけでありませんが「活字倶楽部」の2001年春号を引っ張り出して来て、高里さんのインタビューは読まず(読めないんで…目を痛めてて)に、ファンのイラストを見ていました。そうすると余計に読みたくなってしまったので、ノベルスも出して来て、表紙だけを見ていました(笑)
うん、私はノベルスの方が好きだな。文字のサイズがまずいいんですよね。あと、表紙が綺麗なんです。文庫は文庫でライトノベルスみたいだし、イラストも綺麗なのですが、やはりでかい文字が合わないんですよね。
そういや、今回有栖川さんの「国名シリーズ」も文庫化され、これも気になってはいます。っつーか、一応学生アリス1作目と、国名アリス1作目は読んだ事あるんです。学生アリスの方は「犯人に追いかけられ、その犯人は仲間の内の誰か解らない。仲間じゃないかもしれない人かもしれない。とにかく追いかけられて、人が殺されて行く」というもので、この手のどうにも追いかけられている感が気持ち悪くて2作目は読んでおりません。ミステリィ同好会のメンバーが殺人事件に遭遇してしまう…というものも苦手だったりするのですが、国名シリーズの方は結構楽しめたので、続きを読みたいとは思いつつもまた「追いかけられる感」のあるものが出てくるかもしれないと思うと、手を出せずにいます。
人気のあるシリーズだから、人を引寄せる何かがあるんだろうけれども。作者が「本格推理」が好きな人らしく、人よりも話よりもトリックというイメージが強くあって、中々「読破するぞ」とは思えないんですよね。少し興味があるというだけだしね。いつかは読もうかな…うん、今よりミステリィを好きになったら。
そういや、シリーズ物ってファンタジーかミステリィものが多い。シリーズ物に惹かれる私としてはちょっと哀しいものがあります。文学でシリーズものって…まぁ…ないなぁ。
ま、そんなこんなで、何かの小説に嵌ると「活字倶楽部」のバックナンバーを引っ張りだしてきます。でも、文学だと中々ね。どうしてもシリーズ物、ミステリィ、ファンタジーが中心なんですよね。
前に葉書も出したのですが、純文学をもっともっととりあげて欲しいし、昔の純文学もガンガン取り上げて欲しいのですが、それは難しい事なんだろうな。
売れるのはミステリィ、ファンタジーの方が多いからねぇ。それに、最近の文学はとても軽いものばかりだしね。芥川賞に選ばれるのもあんなのばかりだもん……ちょっとなぁ。


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未森

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