創造と想像のマニア
日記というよりもコラムかも…

2005年02月07日(月) 春期限定いちごタルト事件。

創元推理文庫から出ているのに、とってもライトノベルズな感じの表紙だったので、ずっと気になっていたんですが、ライトノベルズも特に読まないし、推理小説にも縁が無いので、手を出さなかったのですが、毎日見ているとすり込みされている状態なのか、あまりにも「血脈」が重いというか、むかつくから途中で別の本を読みながらじゃないととても読了出来そうもないので、手を出してしまった。
読み始めると「殺人がおきました、素人が首を突っ込みました。警察の邪魔をしています」なーんてパターンではなく、日常の事に関する事で、推理したり…という内容だったのですんなりと入る事が出来ました。
でも、文体がライトノベルズっぽいなぁ…と思っていたら、デビューはライトノベルズのレーベルからだったので、納得。だがしかし、読みやすかったというだけでなく、話が面白かったし、何となくシリーズ物に出来るんじゃないの? という濃い事を隠している登場人物たちが何とも面白くて、薄い本だったというのもプラスしてすぐに読了してしまった。
うん、面白かったです。

何故タイトルが「春期限定いちごタルト事件」なんだろうと思っていたんです。これは短編集なんだけれど、そのどの話にもこのタイトルがついていない。でも、この限定のタルトが出てくる話があり、最後まで読むと納得した。
なるほど、それであのタイトルでしかも「事件」なのかというのが解って、そして…あの2人の過去が知りたくなった。
きっとあれはシリーズ化されると思う。
っていうかしてくれ!
この人の他の作品も読んでみようかなという気持ちにはなってますが、ライトノベルズは多分読まないと思う。この文体のままなんだったら読めるかもしれないけれど、どうにもライトノベルズ独特の文体だと読めないんですよね。
そういや、一応「マリアさまが見てる」は何冊か読んだけれど、苦手な妙な擬音が少なかったから読めた。読めたけれども…内容がダメだった。
それ以前に嵌りかけてた本もあったのに、文学に本格的に嵌ってから読んだら、擬音が徹底的にダメというか、受け付けなくなってしまっていた。
面白い作品は沢山あるとは思うので、文体を気にしなければ色んなジャンルの本を楽しむ事が出来ると思うので、勿体無い事になってしまったような気がしています。

ってなわけで、次にこのシリーズの本が出るまで、この人の作品は読まないと思うけれど、それまでは何度か再読して楽しもうと思います。


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未森

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