先日の父の連宅保証人の件で、弁護士に会ってきた。
どの弁護士さんに相談すればいいのか皆目見当もつかなかったので、何も考えずにてめえの病院の顧問弁護士のいる法律事務所に連絡を取り、アポを取った。30分で3150円。他の法律事務所のHPも参考のために見てみたが相場は大体それくらいらしい。
法律事務所につくと、相談室に案内された。てめえの住所やら勤務先やら相談内容やらを詳しく書かされて、しばらく待つと弁護士さんが現れた。以下相談内容について。
「父の連帯保証について」 これはその時点で父は正常な判断能力があったため、連帯保証は免れない。が、息子が肩代わりする義務はない。息子が支払いに応じるかどうかは「任意」である。今回支払ったからと言って今後も支払う義務はない。今回は借金の額も大きくなく、役所が相手なので、支払い能力がなければそれで終わりになる可能性があると。
父が死亡した場合は、これらの負債を相続することになり支払い義務が生じる。この場合、相続放棄も可能で、死亡を知った時から3か月以内に家庭裁判所に申し出る。申し出なかったら自然に相続することになる。
今後同様の問題が出てきたとして、巨額で相手が何としてでも回収する気になった場合は、実家が競売にかけられる可能性がある。
「成年後見人制度について」 今後同様の問題を起こす可能性は低いと考えられるので、後見人を選定する必要はないのではないか。結局実際に後見人を選定する必要があるのは、財産管理をする必要がある場合で、問題がややこしくなるので後見人には第三者、ほとんどの場合は弁護士が選ばれることになる。これは裁判所が選定する。報酬も生じて、一般的には月2万円くらいとなる。
…まあ、乱暴に言うと「ほっといてもいいんちゃう?」ということか。後見人制度にメリットがないことはよくわかった。面倒なことをしなくて済むようだ。
弁護士に相談してよかった。敷居が高そうな気がしていたが実際はそんなこともなく、いろいろと相談に乗っていただき、教えていただいた。
振り返っててめえはきちんと健康の相談相手になれているだろうか、とふと思った。思いがけず我が身を振り返るいい機会になってしまった。
さて、相談内容を書く紙に馬鹿正直にてめえの勤務先を書いたおかげで「顧問先の職員なので」と無料になってしまった。全然業務内容とは関係のない、個人的な相談だったのだが、それでもかまわないとのことだった。全くありがたい。と同時に、貴重な時間を無料で使わせてしまった弁護士さんに申し訳ない。本当にありがとうございました。
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