買い物に行ったら、すぐきが出ていた。京都の冬到来や。もちろん購入し、薄切りにして葉は細かく刻んでさっそくいただいた。まだ味は浅かったな。
すぐきはしば漬けや千枚漬けと並んで「京都三大漬物」の一つとされているが、他の二つはすでに化学調味料まみれになっておりまったく買う気がしない。しば漬けは大原の方に行けば昔ながらの漬け方で漬けたしば漬けがあったが、そこまで買いに行く気がしない。そういう意味ではすぐきは昔ながらの地域で昔ながらの方法で漬けられているガラパゴスのような存在だが、これからもずっと伝統を守ってほしい。ヨーロッパでは伝統食品は法律で厳しく作り方などを規制されているが、日本もそうなってほしい。もう遅いとは思うが、やらないよりましだ。
夕食は、高野豆腐をかつお出汁で煮たもの、ピーマンと油揚げの和え物。ピーマンと油揚げの和え物の作り方は二つあって、ピーマンをよく焼いたものと油揚げをカリカリに焼いたものを和える場合と、ピーマンおよび油揚げを湯通ししたものを和える場合があるが、本日は後者。共に同じ幅に切って、鰹節をたっぷりかけて醤油で和える。ピーマンはよく火を通すととても甘くなり、焼いた方がより甘くなるが、その分手間もかかる。しっかりと焼いたピーマンを食べていればピーマン嫌いの子供も少なくなるだろうなどと勝手に思っている。
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