解放区

2011年12月08日(木) 京都検定を受ける

京都から出るまではただの故郷だったこの街だが、いったん出て戻ってくるととても魅力的な街だったことに気がついた。近所の風景と化している町屋や通勤通学途中の寺院や学校の講義をさぼって寝ていた場所である御所や普段食べている京野菜とか寒くなると出回るすぐきなどは、実はどこにでもあるものではなかった。極めて当たり前のことだがこの街をいったん外から眺めてみないと気がつかなかったわけだ。

てめえがまだ学生の頃、一足先に卒業して東京に就職した友人が、帰ってくるたびに清水寺とか銀閣寺などの名所巡りを始めたのを見て不思議に思ったが、今はその気持ちはよくわかる。沖縄には清水寺は当然あるわけもなく、ていうか寺や神社自体がほとんどなかった。台風対策も兼ねているのはわかるが、沖縄の家は頑強で無機質なコンクリート造りの上が多い。まあピンク色の家もあったりしてなかなかそれも楽しいのだが、やはり京都の街並みのようにほっとするわけではない。

そんなわけで、寺院巡りはさすがにしていないが京都のことを勉強したりしてみた。御所の一般公開にも初めて足を運んだ。それが高じて今回京都検定を受けてみることとした。

いちおう問題集なぞ買ってみたがなぜかやる気がしない。まあ生きていくのに必要な資格でも何でもないので気軽に受けて来よう。何年先かわからないが1級が取れたらボランティアガイドでもしようかな。


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い・よんひー [MAIL]

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