2011年11月18日(金) |
ラーメンと沖縄そばについて |
昨日は豆腐を入れたら、やはり思った通りぴったしだった。日本酒がよく進んだ。八角を入れたら美味いだろうなと思うので、次回ははじめから八角を入れてみよう。
てめえは家業がラーメン屋だったので生まれた時からラーメンを食べて育っており、おかげで現在のてめえの血となり肉となっているわけで、もはや体の一部と化しているので、消耗してきたら補ってやらねばならず突発的に食べに行く。もちろん自分でも作る。休日の日には鶏ガラと豚の骨を買ってきて、朝からぐつぐつと作るわけだ。生姜を効かせた方が好きなので、生姜はたっぷりと入れる。家業にしていたときにはスープの原料として野菜は使っていなかったが、てめえは野菜の残りくずなども入れる。麺はパスタマシーンで作る。チャーシューも作りメンマは乾燥メンマを1週間かけて戻して使う。なにやってんだろう。
もちろん一人で食べきれない量になるので、家族で食べることになる。おかわり上等である。余ったスープは冷凍して後日の楽しみにする。
ところでラーメンとは不思議な食べ物である。まず、いったい何をもってラーメンと定義するのか困難である。
麺は定義できるだろうか。「小麦粉を主体とし(そば粉などのほかの粉や卵などを混ぜている場合がある)、かん水で打ったもの」と定義できるか? 今は無かん水の麺もあるので、かん水は必須ではない。とすると、「小麦粉を主体とし(そば粉などのほかの粉や卵などを混ぜている場合がある)、打ったもの」になるが、これだとうどんやスパゲッティーのみならず、蕎麦も含まれてしまうぞ。結論。麺は定義できない。
スープは定義できるだろうか。明らかに無理です。必ず入っているというものが全くない。鶏や豚が主体だが、魚系の出汁のみの場合や牛骨を使っている場合もあり。何でもありだ。
具に至っても、何でもアリだ。チャーシューやネギ率は高いが、それがないとラーメンと定義できるものはない。
結論。ラーメンは定義できない。
さて、ここで新たな問題を提起してみよう。「沖縄そば」は「ラーメン」ではないのか?
沖縄そばを定義するのは容易である。麺は、小麦粉に、かん水などのアルカリ性の水を混ぜて作ったものである。アルカリ性の水はかん水が使われることが多いが、伝統的な店では、ガジュマルやイジュの樹を焼いて灰汁を作りその上澄みを使用する。
スープは、豚骨と鰹節。これ以外を使用している例を見たことがない。
具は多様だが、基本形は豚の三枚肉とネギとかまぼこである。三枚肉はソーキになったり野菜になったりする。
こう見てみると、非常にすっきりしている。ラーメンがいかに適当な食べ物かと愕然としてしまう。
さて、麺が小麦粉とかん水でできており、豚骨と鰹節でだしを取ったラーメンは存在するのか。あるでしょういくらでも。っていうかこれは沖縄そばの定義に当てはまるではないか。沖縄そばではないのか。
なんだか急激にどうでもよくなってきた。続きはまた今度。
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