日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2005年01月20日(木) 芹沢けい介

朝、部屋にいると、ドアをノックしてお母さん、「藤村俊二がNHKでジャック・タチのこと言ってるよ」と教えてくれました。わぉ。お母さんありがとう。素晴らしい。いいもの観れました。おひょいさんはやっぱり、日本のユロおじさんですね。

NHKといえば、日曜日の佐藤雅彦さんの番組は、見逃しました。くやしいったらないです。

栄へ行く用事があったので、朝からでかけました。
地下鉄で、中学のときの同級生に会いました。「ひさしぶりー」と声をかけてくれてやっと気付いたの。全然わかりませんでした。
中国へ留学すると言っていました。びっくり。
みんな、素敵レディーになっているもんだなぁ。

出かけついでにずっと気になっていた芹沢けい介の展覧会も行きました。
見応え充分、面白かったです。日本の美しさを、型絵染めという独特の手法で表現されてこられた方です。着物、のれん、本の装丁、マッチ箱、どれを見ても、色、形、色、形、色、形。覚えておこうと思って一生懸命観ました。
とくに色の使い方の美しさ。鮮やかなんだけれど、厭味がなくて、本当にきれい。赤の色が好きでした。赤をこんなに使っていて、でもすごく「和」だし、すごいよなぁ。「和」なのに、モダンという感じかしら。
芹沢文字と呼ばれる、漢字をモチーフにした作品も面白かったし、チラシにも載っていた“いろは文六曲屏風”もすごく綺麗でした!
パリでの展覧会を再現したというのれんのコーナーも圧巻。「見せる」ということも、芹沢氏にとっては大切なデザインの一環だったのですって。
いろいろ観ていて、今までにもどこかで何かの作品を絶対目にしている気がしました。そしてわたしは、それが好きだと思ったはず。それが何だったかは思い出せないのですが。
あ、JALの鶴のマークもこのひとのデザインだったそうですけど(知りませんでした)、それではなくてね。

わたしも、千円を、きれいな和紙百色と交換して帰りました。


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