日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2005年01月21日(金) 騒音寺とフラカン

どうも苦しいのが治らない日々が続いていて、絵を観に行っても雑誌を見ても切り絵をしても友達と会っても好きなお店へ行っても買い物をしても、その場では楽しいつもりが、どこかざわざわと嫌な感じが消えないのです。不安というやつです。何も考えずに突き進んで行ければいいのだけど、そんなわけにもいかないし。知らない間に考え出して、考えれば考えるほど、どつぼ。

だけども今日、フラカンと騒音寺で、心底楽しくなっちゃった!あははははー!

今池のTOKUZOにてライブだったのです。
騒音寺もフラカンも、めちゃめちゃおもしろかった。
初めて観た騒音寺。
強烈でした。
始まる前、「マイクスタンド高くない?」と話すお客さんの声があちこちから聞こえてきて、うん、フラカンの圭介君は小さいからなぁ、それにしても高すぎるかもなぁ…となんとなく思っていたら、登場した騒音寺のボーカル、ナベさんはとても巨大なひとなのでした!!ぎゃー。
しかも、しかもなんだか恐ろしいのです。
口がでかい、目の下に黒いラインがひいてある、髪はぼさぼさ、上半身裸に変なジャケットを着ていて、胸に何かさげているんだけど、何なのかわからない……なにこのひと…こ、こわい…。。。しばし唖然。グレートマエカワ氏を、更に獣化といえば、わかっていただけるでしょうか(笑。や、悪気があって言ってるわけではないのです、ほんとうに!でもね、あとから出てきたマエさんが、本当にかわいらしく見えましたもの)。

曲がまた、どんなのを歌うのか想像もできなかったのだけど、歌い出したら日本語のストレートなロックンロール。
最初はびっくりしすぎてどうすりゃいいんだと思っていたけれど、だんだんわかってきて、そしたらだんだん可笑しくてしょうがなくなってきて、なんだかんだいってかっこいいし、いつしかすっかり心を許したわたしはひょいひょい踊っておりました。

昨年わたしはメガマサヒデくんから、ロックンロール=愛だということを学びましたが、今日は、騒音寺さんから、ロックンロール=野蛮だということを学びました。あ、ロックンロール=ダニ?

続いてフラカン。
最近名古屋のライブ続いていてよく観ているから、ちょっと飽きてるかもと思っていたのですが(というか、最近どんよりしすぎてGQ06を聴いては癒されていたのと、銀杏BOYZの新譜が強烈すぎたため、あまりフラカンを聴いていなかった)、やっぱり出てきたら、フラカンが好き。

セットリストがすごく良かったのです。
1曲目が「真冬の盆踊り」でラストが「恋をしましょう」って、最高でしょう。
しかも今日は、なんと今池で初めてのライブだったということで、「今池の女」もやりました(あらためて聴くとすごいうたです。こんなの今のわたしよりも若いくらいのときに作ったんだなぁと思うと、やっぱ圭くん天才だわと思います)。他には「孤高の英雄」や、新しいのでは「深夜高速」「永遠の田舎者」などなど。理想型ですね。
満員だったので、ずっと荷物を持って観ていたのですが「恋をしましょう」ではついにこらえきれず、荷物抱えたままぴょんこぴょんこ、とび跳ねて歌ってしまいました。あのうた、ああやって歌うとものすごく気持ち良いですね。恋でもしなけりゃやってられん!とかね、 相手がいるなら犬でもいい!とかね。すごい詩ですよね。
そうしてテンション高くなったところへアンコールが「裸の大将」だったのでまた楽しくなっちゃって、圭介君の変なフリをノリノリでまねして踊りました。最後の最後は「YES,FUTURE」。これもすごい発散できますね。豚肉をくわえて笑いまくれ ってね。
最後まで素晴らしかったです。いつもどうもありがとうございます、フラカン様。

日本語ばんざい。ロックンロールばんざい。
なにをしても苦しかったのに、音楽がこんなにもわたしの頭をきれいにぶっぱなしてくれるとは思いませんでした。


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