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樋川春樹

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2004年02月08日(日)
8日目。(キャラ交換日記)

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 8日目 … HAL

 パイオニア2においては古来より伝わる伝統的な行事を軽視する風潮が一般的であるが、非常に嘆かわしいことだ。まがりなりにも四季が設定されている以上は、季節の節目ごとの行事を疎かにするべきではない。
 HALKA もHARUKIもこどもの頃からの教育の甲斐あって年中行事を尊重するようになったのは良いのだが、フォトン豆鉄砲はいかがなものかと思う。確かに威力はあったが、豆撒きの豆は炒りたての熱いものであるべきだ。来年は改めるよう言ってやらねばならないだろう。

 本日はHiHuMiとcolon@が料理をする等と言い出してKAGURAとMIKAGURAに大分世話をかけておったようだ。一体あのくらいの年のこどもはいつ何を言ったりしたりし始めるか予測がつかない。常の倍以上の時間をかけて作られた夕食は見てくれも味もお世辞にも良いとは言えなかったが、あの二人がワシのためを思ってしてくれたことと思えばそのような問題は何でもないことだ。残さずいただいた。

 そう言えばまだHARUKIが小さな頃にも、こうしてワシのために食事を作ってくれたことがあった。…周囲の皆は信じるまいがあったのだ。たった一度だけだが。MIKAGURAの助けも借りずたった一人で、正直意外なぐらいに美味い料理をこしらえてくれたのだが、あれは誰に教わったものだったのだろう。KAGURAとMIKAGURAは知らぬと言うし、あの頃のHARUKIには料理の手ほどきをしてくれるような親しい友人もいなかったはずだが。

 それにしてもHARUKIのところのあのアンドロイドは華奢な外見に似合わず案外しぶとい。豆撒きの際にあれだけの目に遭った直後だというのに俊敏な動きで逃げおる。さすが我が娘の作と言うべきか。

 さてこの帳面は書き終えたら他の者に回す決まりであるとか。あのアンドロイドは筆跡から察するに家内からの指示でワシのところにこれを持って来おったようだが…。

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