もてる女
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2005年09月21日(水) LDR室にて まだまだ我慢我慢

LDR室はナースステーションのすぐ隣にあり、真ん中に斜めに
ベッドが一台置いてあった。
そのベッドに横になる。
頭の方を少し上げた状態にしてくれた。

「よく歩けましたね」
助産婦さんに誉められた。
って歩けって言われたからそういうもんかと思って歩いたよ。
歩けなかったら運んでもらえたのかなぁ?

この部屋に移ったらお産が終わるのももうすぐだ!

「あとどれくらい?」
再度聞く元気が出た。

「今で半分くらい」

A曰くこの言葉を聞いたとき私はなんとも言えない表情をしたらしい。
そりゃぁそうだ。時計を見たら分娩室で5時間近く耐えていたことになる。
それなのにまだ半分?!
出産て信じられないくらい苦しまないといけないんだ・・・。
あと2,30分と思ってたのに。
気合がいっきに消えた。
陣痛の波は容赦なく襲ってくる。
痛くてたまらないのに気を失えない。
なるべく意識を朦朧としようと心がける。はっきり覚醒してたらやって
らんない。

「目がうつろですよ。大丈夫ですか?」助産婦さんに呼びかけられる。
覚醒させないで頂戴。

いたたたたた!!!
いた〜い!いた〜い!
うううううう・・・・
痛さで息がつまる。力が入る。

「息を止めないで!ふーーふーーふーーふーー」
助産婦さんに促されなんとか息を吐いてみる。
はっはっはっはっ

母親が力入る私の手を取って長い息を促す。
え?母親ここまで入ってきてるの?
予定外のことで驚いたが追い出す元気がない。もう誰がいても同じ。
もうどうでもいいや!

いたーい いたーい!
「帝王切開にして〜」またわけの分からないことを叫んでみる。

うううううう・・・
どうしても陣痛の波が来るたびに息が止まる。

「赤ちゃんの心拍さがってるよ!赤ちゃん苦しいよ!かわいそうよ!」

そんなこと言われたって心拍あるんでしょ?苦しいって私が苦しいし
私がかわいそうだよ!
まだ見ぬ赤ちゃんのこと言われても実感もなく、だから頑張って息を
しようなんて気になれなかった。

かろうじて はっはっはっは 息を止めるたびに助産婦さんに
パンパンと肩をたたかれ、なんとか短い息をしてみる。

「そうそう、もう少し長い息をしてみようか ふーーふーー」
波が落ち着いてくる、少し息ができる。
そして痛みが去りひと時の無痛の時間がやってきて、その一瞬に
眠りに入る。

きた!!
また陣痛の波がやってくる。
今度はAが私の手を握ってくれた。
手に力が入る。お産が終わったらAの腕は傷だらけだった。

「あぐらかいてみます?」
無理!もう動けない!

いつの間にか足の間に枕みたいなものが挟まれていたことに気が付いた。
「それのけて下さい!!」

「やっぱり戻して!!!」
わがまま放題。一体どうしたいんだよって周りは言いたくなっただろう。
でも、こっちが教えて欲しい。一体どうしたらいいんだよ!!!

「8センチですよ」
この頃もう痛さのピーク。
10センチ開かないといけないということだけど、あと2センチくらい
おまけしてくれていいんじゃないのって気持ちになっていたが、まだ
いきませてくれない。ひたすら我慢。


時計を見る。すでに30分は経過していた。


まだつづく






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