もてる女
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| 2005年09月18日(日) |
陣痛室にて2 苦しみはまだまだつづく |
触診をしたらまたAと母親と私だけにされた。
はじめは陣痛の波が来るたびなんとなく張りの機械を見ていたが あまりのグラフの振れ様に見ていたらもっと痛い気分になるので 目を瞑って過ごすことにした。
ますます間隔が短くなり痛さが強くなる。 いきんじゃいけないと知りつつも思わず力が入る。 うううううう・・・ ドパっとナプキンに破水がしたのが分かった。 2度ほど大量に破水してナプキンも出産衣もびしょびしょになった。
この頃ショーツは産褥ショーツにいつのまにか着替えていてナプキンは ナイト用よりさらに大きい特大ナプキンをあてられていた。
もうかなり子宮口開いてるんじゃないの〜? はやく分娩室に連れて行ってよ。はやく産ませてよ。 早くどれだけ開いてるか見に来てよ。
「もういい!!もういややぁ!!!」 叫んでも出産が終わるまでこの苦しみをだれが終わらせてくれるものか。 わかりつつも叫ぶと、横から母親が。 「何言ってんの!」と私を一喝した。 これには苦しみながらかなりむかついたが、「わかってるよ!」などと いつもの小競り合いをする余裕も無く怒られるがまま。
どれくらい経ったかまた助産婦さんが子宮口の開き具合を確認しに来た。 はっはっはっは、もう第二段階に行ってるからかなり開いてるはず。
「4.5センチですね。」
ってことはさっきとほとんど変わってないじゃない。
「腰の辺りが痛くなってます?」 どのあたりが痛かったのだろう?多分骨盤の辺りと答えた気がする。
「じゃぁまだかなぁ?力入れたら陣痛来ても赤ちゃん降りて来にくい んですよ。」
ちょっとぉ!それ早く言ってよ! 痛みだけ味わってお産が進まないなんて最悪だよ。 もしかして無駄に苦しむ時間を過ごしてしまったの???
陣痛というのは子宮の収縮運動でその収縮に合わせて赤ちゃんが降りて 来るらしい。そこで力を入れたら降りてこないんだって。 こうなったら意地でも力入れないようにしてお産を進ませないと。
「あぐらかいて座ったら赤ちゃん降りて来やすいですよ」
あぐらをかく姿勢が楽だとは到底思えなかったが、お産が早く進むと 聞いて背に腹はかえられないとあぐらをかいてみる。 するとまぁ、意外なことに横になってるより幾分ましな気がする。 でも容赦なく襲ってくる陣痛の波。 Aにしがみつく。 しがみつきながら変な姿勢になる私を支えながら腰をさすってくれるA。 これって結構助かった。
ふーーはーーふーーはーー
溺れかけた鯉みたいになりながら変な呼吸を繰り返す。
「上手ですよぉ〜、赤ちゃんも心拍しっかりしてますよ〜」 この呼吸が上手なわけないが、助産婦さんが励ましてくれる。 意識が朦朧としながらこの状態でしばらく過ごした。
「じゃぁ、処置がしやすいのでそろそろLDRに移りましょうか?」 LDRというのは陣痛、分娩、産後をひとつの部屋で過ごせる部屋で ベッドが分娩台にはやがわりする部屋なのだ。
お!? 分娩室に移れる? 先輩産婦の多くから分娩室に入ったら20〜30分で産めたと聞いていたので 俄然やる気が出てきた。
「歩いて行こうか?」
てっきり車椅子に乗せてもらえるもんだと思っていたが、すぐはす向かいの 部屋。あの部屋に行けばすぐこの苦しみから解放されるんだ!
陣痛の波がおさまるのを待ってさっさとLDR室へ移動した。
つづく
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