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- 諸行無常 -

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2005年03月13日(日) 仮説

おれは仮説を唱えたり考えるのが好きで、前にも話したことがある通り

そんな事が面白がられて中学時代に弁論大会に強制的に出された事があった。

昨日はおれの興味をそそる番組がやっていて

『レオナルド・ダ・ビンチ』を題した物だった。

少し前から話題の『ダ・ビンチ・コード』を題材にした物だ。

その中でまた更に、おれの興味をそそったのがキリストとの関係やキリストについてのことだった。

その番組を見ていて初めてしったのが、『Sion修道会』と言う存在。

シオン修道会は、マグダラのマリアを崇拝する信仰でいわば影の信仰とされてしまうが

おれはキリストは典型的な男尊女卑だと思う。

結果論だがキリスト教が大きくなりすぎた影には、正当に守らねばならないキリスト像と言う物があり

それを揺るがす存在は破壊して行かなくてはならなかったのだと思う。

するとその行為はキリストが正当な聖者で有ると同時に心の悪=悪魔の存在が芽生える。

以前も日記に書いたことが有るが、悪魔とは心に起きる魔が差す事、つまり心の影を指していると考えられ

もし、シオン修道院のマグダラのマリアの存在を消さねばならないとしたら

その存在意義は逆転し、キリスト教信者=悪魔を持った存在、そして

シオン修道会が守るべき物、つまりキリストの子供、子孫の血筋を絶やす事で信仰をキリスト教だけに絞る事が出来るとしたら

まさにその立場は逆転となる。

良く見る、オカルト映画などでも、かならず、現世にキリストの生まれ変わりや血筋をもった人間がいて

その威厳復活を怖れる悪魔がそれを妨げるなどと言う構図は良くあるもの。

つまりキリスト教信者が比喩して悪魔を演じ、マグダラのマリアの血筋を追いかけている、というような仮説が成り立つ

そんな事を、おれはこのドキュメントを見ていて思った。

こういう話はとても面白く、特にキリストの生誕や由来にはとても興味がある俺にとって、格好の面白い題材だった。

こんな番組を見てると日頃の嫌なこととかも一瞬忘れることが出来る。

もっと増えてくれるといいな。

追記)
マグダラのマリア・・・キリストの磔の際に足元にいた母マリア以外の唯一の女性。 仮説ではキリストの愛した女性と言われ、その時すでに子孫を身ごもっていたとされている。 また、キリストの復活を唯一見届けた生き証人である。

シオン修道会・・・南フランスに拠点を置く、明かされる事の少ない宗教。 かのユーゴーやダ・ビンチ、その他著名人が歴代の総長を務めた信仰。 教会には「ここは恐ろしい場所」などと書かれた壁などが存在したり、ミサを行われる場所も人里離れた岩山の直壁の洞窟内など、知られていない事が多い。 また行動内容、活動内容も不明確。 唯一マグダラのマリアを信仰していることだけが知られている。 また当時は男性上位の社会であり、男尊女卑を唱えた時代に対し、女性を信仰すると言う進んだ理性を持っていた。







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