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2005年03月12日(土) 霊と言う言葉の誤解点

霊・・・怖く恐ろしい物を連想する言葉。

ヒトは霊長類とまで呼ばれる生き物にも関わらず

なぜ霊を遠い存在に連想するのか。

それは霊という物や言葉が日常の中で肯定的に使われない事に由来していると考えられる。

人が死を待つ時、やがて人は何を考えるか。

少なからずこれを考えた事のある人は決して少なくないと思う。

心理学とは経験と実験からなる統計学であり

精神そのものを治療する物では無い。

精神科医院がなぜ存在するのか。

それは精神科医が、古くかつての、占い師や霊媒師のように

頼るべき存在に擬似視しているからでは無いかとおれは思う。

頼るべき物を必要とする世知辛い世の中になったからこそ生まれた

精神患者という存在ではないだろうか。

無もまた困るが、無が有された時代にこのような病がそれほど

有ったとは思いづらい。

それが文化病の怖さだろうか。

今日、色んな事を思い感じ、自分に言い聞かせる時間がほんの数分あった。



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