++ diary ++

- 諸行無常 -

日記の表紙に戻る過去の日記新しい日記


2004年09月04日(土) USED DENIM

古着屋の話。

以前からたまに覗きに行く深夜の古着屋。

そこはデニムが意外にも豊富で特にヴィンテージのリーバイスばかりが

取り沙汰され目立つような値段で買い取られビックリする価格で売られている。

俺は深夜のスーパーや本屋が大好き。

でもここの所2ヵ月は体調が奮わず、ずっと崩れたまま。

でもたまぁに息抜きにこの古着を見に行く。

俺は言わずと知れたうんちく屋で、人の知らないメーカーを知っている事が多い。

この古着屋は他所で多少贔屓目に売られている様なブランドが安く売られている事が少なくない。

この半年弱の数ヶ月でおれの戦利品は3つほど。

その中でも2つお宝発見が出来たのだが安く手に入れられなければ意味の無い俺のお宝発見。

一つは新品同様のアメリカのセレブ御用達ブランドSEVENのデニム。

これはなぜ新品同様と解ったかと言うとまず、まだ男性モノが出回って居ない事と

丈直しがされて居ない事、しかも裾はモーニングカットされていた。

これを定価で買うとほぼ2万前半、おれはこれを3000円で手に入れた。

それからイタリアの某有名シャツブランドが手懸けたデニムGRIFONIのデニム。

これは革パッチ部分がオレンジ色のハラコで出来ており、しかも前オーナーが

裾を切りっぱなしのカットをしたのか、それともこのままの商品だったのか

裾が良い感じに切りっぱなしのフリンジ状になっていた。

これも定価で買えば2万前半。

この2つは男物の世界では余り知られて居ないおかげで良いものを手に入れられる事が出来た。

あとはBen The Rodeo Taler For Wrangrerのデニム。

普通のラングラーは余り興味が無いけれどこれは特別。

これはかなり安かったと思う。

それでも定価で買えばほぼ2万弱はするデニム。

おれの古着漁りは今の俺の中で唯一心の解ける深夜の楽しみになっているかも知れない。

それでもやたらには買わないのでお宝発見のお目がねに叶う事が有るととても嬉しくて数万円の何かを買うよりも俺に取っては嬉しい。

若い頃にリーバイスがまだこれほど古着として定着していない頃、当時勤めていた
店の社長に店風に合わないと反対されながらも

店に置いて貰い、当時の価格だと古着のリーバイは平均2,000円〜4,000円で売られていた。

おれは高校生時分からフランスのアパルトマンに住む

若者のライフスタイルが好きで501を買い続けて居たので

23〜4の頃には軽く30数本は有ったと思う。

勿論その中には66年生産のフラッシャーモデルや当然BIG-Eも赤耳なものは幾つもクロゼットに眠っていた。

そのせいか余り501に対して躍起に欲しがると言う事がこの年になると無い。

むしろ年齢なりのスマートなこなしの利くかっこよさを求めてしまうので

ブランドは有る程度絞られる。

最近はもっぱら暑い時はMillerのパックTにデニムに革サンダルだ。

それでいい。

黒、グレー、ネイビー、白、キャメル。

そんな組み合わせばかり。

エキゾチックレザーが昔から好きなのでそこにパイソンやハラコのベルトをする。

そんなこなしがもうずっと好きだ。

今は疲れて無い時だけそこを覗きにいってはデニムをひろげて帰ってくる。

それだけが楽しい。

それにしても眼底痛と延髄の痛みが続いてもう3ヵ月目に突入した。

最近眠れなかったり夢見が悪い。

どうしたのかな。

おれの体。








toto