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- 諸行無常 -

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2004年09月03日(金) 世情

今世の中が揺れている。

浅間山の再噴火、ロシアの学校人質抗争、日本プロ野球界再編成、様々な情報が

巷を賑わせオリンピック以降、異常報道に事欠かない世情となってしまった。

プロ野球界の構想には様々な見方が有り、色んな立場の人が所有し発言しているため

色んな言いたい放題な番組報道が乱れている。

果たしてこの野球編成に正解は有るのか。

俺の結論は「なし」。

なぜならば本来ファンの収入やスポンサー収入を以ってする企業体がプロ野球チームであり

チームオーナーの持ち物・所有物では無く、企業体と考えるからだ。

つまり以前賑わせた企業ライブドアの阪急買収を、オーナー会議により却下された事

これこそが失敗の決断では無いだろうか?

某有名球団の元オーナーが発言していた「伝統があるからよそ者がひょいと参加出来る物ではない」

これはナンセンスな発言だ。

選手やチームそして支えるファンに至るまでを、所有物としか考えていない

管理者的発想・発言である事に間違いは無い。

伝統が重要視されるならば、なぜ未然に防ぐようなやり方が発案されないのか?

例えば韓国野球界は悪化経営のチームに対し全球団が補助金を出し合い

球界その物を救う手立てを考えた。

結果プラスな物を現在に至るまで持つ事が出来て居ないが、それでも韓国野球界の

行動は日本のそれとは違う。

日本はもっと球団が独立した経営企業体となるべきだと俺は特に思う。

Jリーグもここ数年は経営企業体としての行動を取っている所も少なく無い。

今やドラフト構造やフリーエージェントまでをも構造改革せねばならない勢いほどにまで上ったこの話題。

もっともっと柔軟な姿勢でチームを救ってあげて欲しいと思う。

某元オーナーの言うような伝統だけでは運営できないのが企業だから。

この人の面白い理解の種類として、チーム数が減少した場合、巨人がパリーグへ移ると言う物があった。

これはこの報道が出た途端に反巨人連合を作って居たそれまでのセリーグ全球団オーナーがセリーグを出るなと制止したと言うのだからお笑いだ。

むしろパリーグとしては、万々歳な話題だった。

巨人戦は売上を見込める上、中継などスポンサー収入も摂れるからだ。

だがそれだけでは、単なる面白さだけで1年足らずで飽きられてしまうに違いない。

俺の個人的な意見だと、今回の騒動で一番最適なのは

新企業参入、つまり新球団開設だ。

そしてもしそれが伴わず1リーグ制となった場合は下部リーグ組織を編成した

Jリーグや欧州サッカーのような上部との入れ替え戦を設ける事。

新企業参入には新しい地場を使用する事により地域性を持たせたファン層の構築が出来る事

それからリーグ入れ替えに関しては入れ替えラインに立つチームに対してのモチベーションの維持やファンの感心を誘う事にある。

またドラフトも改正し、米国リーグのように弱いチームから交渉優先権を持たせ

野球その物を面白くする事。

単純にもっと単純に考えればやるべき事は見えているはずの日本野球界を

すべて邪魔しているのは古い体質をもった野球界オーナーやブレインとなる上層部の昭和体質だとしか言いようが無い。

柔軟な脳味噌を持ってくれ、ご老体どもよ。

所変わって、ロシアの事件はまだ情報が錯走し、断定した情報が得られて居ないが

古くソ連時代から続く、この地域に眠る莫大な石油資源に焦点が当てられた、この自治国への独立を認めずに

長い間、虐殺と略奪が行われてきたことに由来すると言う。

日本と中国や朝鮮に有るような関係がまたしてもココに有る。

このロシアの事件の背景は日本の靖国神社参拝にまで波及する恐れのある

とても政治的意味合いをも持ち合わせる大きな問題。

日本はロシアに何を支援出来るだろうか。

先だって、小泉総理が北方領土を訪れた際、ロシアのプーチン大統領は顔を顰めて

来年の訪日を見合わせる様な発言すらしたとかしないとか。

重要な事件のその後に目を見張るのみ。







toto