++ diary ++

- 諸行無常 -

日記の表紙に戻る過去の日記新しい日記


2003年10月28日(火) マーヴィン・ゲイと佐野元春

『昔の佐野元春』がすきだった。

佐野元春は歌も決して上手では無いし、むしろヘタ。

では彼の何が好きかと言うと、1番は詩、2番にジャジーな曲だ。

彼の詩の中には彼が一時、住んでいたニューヨーク、マンハッタンなどの

情景や外国人の友達の死など、様々なストーリーがお洒落な描写と共に描かれている。

初めてマーヴィン・ゲイを知ったのも彼の曲の中だ。

実の父親に頭をすいかの様に銃で打ち抜かれた彼。

そんな彼が生前残したソウルが大好きだ。

佐野元春はどこかマーヴィンゲイをリスペクトした部分があり

また、ジャズを取り入れ始めた所までは良かったが

その後の佐野元春には何も感じなくなった。

そんな青春を重ねる様なシンガーがみんなにもいると思う。

『マーヴィン・ゲイの哀しげなソウルにリズム併せて行けば・・・』(Down Town Boy)

こんなフレーズが頭をよぎる様な事が俺にも良くある。

有線でアメリカのジャズFMをかけているせいで、よくマーヴィンゲイを耳にする事が多い。

最近精神的に少し疲れているせいか、ソウル・バラードが耳に効く。

昔の音楽と言うのは当時の思い出と共に保存されているから、いろんな事を思い起す。

もう36年間も生きて来たんだなと、改めて思った。


toto